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2006年1月

2006年1月30日 (月)

“がら”さんからの質問�@

 毎週土日、特に日曜日は検索ツールでおいでになる方が多くて、リンクたどってキーワードを見るのが楽しいです。『ディズニーランドのトイレのにおい』って、何が気になったのでしょうかね? TDRはとりわけ清掃には気を遣っているので、悪いにおいのことではないと思うのですが、ちょっと気になります。
 そう言えば、TDRが非常時にどう対応するかを試そうなんてハタ迷惑なことを考えた連中がいて、気分が悪くなったふりをして本当に吐いてみたそうです。わずか数分でスタッフが駆けつけ、5分と経たないうちに清掃が完了していました。それをこっそり撮影してネットで公開していましたが、何てヤツらでしょ。

 さて、コメント欄で質問をいただきました。以下質問の内容部分をコピー。

 現在、自宅の建替えを検討しているため、工務店やハウスメーカーのモデルハウス・完成学会回りをしているのですが、自然素材を謳っているメーカーほど耐えられない臭いがします。長い時間そこにいると、激しい頭痛や涙が止まらなくなります。
 どうやら木のニオイに反応しているような気がするのですが、こういった症状は何が原因のか?(自分の体質なのか?それとも使われている木に問題があるのか?)調べています調べ方が悪いのか、明確な答えが見付かりません。
 木のニオイについて良い効能について書かれているものは簡単に見付かりますが、悪い響についての詳しい情報はなかなか見つけることが出来ないのです。原因がわからないと避けようがなく、せっかく建替えても『住めない家』になってしまわないか心配しています。
 木のニオイにこのように反応してしまう原因にはどういったものが考えられるのでしょうか?また木のニオイが人に悪影響を及ぼすことは考えられますか?
木のニオイを消したり少なくしたりすることは可能なのでしょうか?

 『木』って素材はすぐへこんだり削れたり、すぐに燃えるしシロアリに食べられちゃうし、「固い」というイメージではありませんね。しかし、結構な不滅性を持っていたりします。
 奈良の法隆寺。一番古い木材は五重の塔に使われている柱で、伐採されたのは今から1500年ほど昔だと確認されているそうです。ベニスの運河の中に、昔の建物の基礎に使われた木材が残っていて、それも1000年ほど昔のものだそうです。
 ご存じの通り、木材の成分のほとんどは『セルロース』です。これは当然水に溶けないからにおいはありません。何がにおうのかと言えば植物精油ですね。何がどれだけ含まれているか、ちょっと調べてみました。
杉:δ?カジネン,β?オイデスモール,α?ムロレン,クリプトメリオール他0.1?1.0%
檜:α?ピネン,デルピネオール,リモネン,δ?カジノール,γ?ムーロロール他1.0?3.0%
 ってコトは。檜材100キロが使われていたら、その中に精油成分が3キロはある計算になります。実際には乾燥の工程でほとんどが揮発してしまうのでしょうけど、『木の香り』がする限りは精油の発散が続いているわけです。
 それともうひとつ。木は生き物ですから当然生命活動しています。呼吸して、地面から水を吸い上げて光合成で養分を作り出しています。
 それで、生命活動を行うからにはいろいろと複生成物ができます。木の場合、何と『アセトアルデヒド』と『ホルムアルデヒド』が生成蓄積されます。はい、ご存じの『シックハウス原因物質』です。何も化学処理していないムクの木を製材しただけでこれが出てきちゃいます。これは大変。人によっては喉の痛みや頭痛やめまいだって起こしても不思議じゃない。
 江戸の昔から日本人はシックハウスに苦しんでいた……。なんてコトはどうやらありませんね。『鬼平犯科帳』にもシックハウスなんて言葉出てこないし。

では、何がこうも違ってきたのかと、対策についてはまた明日。

2006年1月27日 (金)

嗅覚検査

一ヶ月ぶりです。弟子です。お久しぶりです。
12月21日に臭気判定士試験にsakurasakuになったわけですが、嗅覚検査(嗅覚が正常であるかをみる検査)がまだありました。前回も書きましたが臭気判定士の資格は、筆記試験と実施試験の両方が合格しないと申請できません。

そこで先日(社)におい・かおり環境協会に行き嗅覚検査を受けてまいりました本当は筆記試験の結果が分かった12月の末にすぐにでも受けたかったのですが、今回合格した244名が一気に嗅覚検査を予約した事(でも会社付近の検査機関は3つくらいはあります)と年末年始ということが重なって、結局1ヶ月程モヤモヤした気持ちで過ごすことになってしまいましたdespair
因みに当たり前ではあるんですが、自社職員の検査はできるかぎり(あいまいな表現ですが・・・)行なわないようにとあります。自社でならすぐにでも受検できるので、できることならそうしたかったのですが、疑惑を招く原因になるので控えさせてもらいましたdespair

嗅覚検査の5つの基準臭が分かるかどうかをみます。簡単に言えば、�@バラの花のにおい�Aカラメルのにおい�B汗臭いにおい�Cモモ缶のにおい�D糞のにおい、です。うちは嗅覚検査機関なので『何度も嗅いだことのあるにおいだし余裕だ!』と思っていましたが、とんでもなかったshock少なからずとも緊張やプレッシャーを感じていたんだと思います。いつも嗅いでいるものより相当薄く感じました
でも、すんなり合格できこれでやっと本当に臭気判定士です!


2006年1月26日 (木)

マンション内サバイバル�C

 連載4回目になりました。どうせだから今週は全部このネタで行ってしまえ。
 水飲んで、ご飯食べて。テレビは映りませんがパソコンはバッテリーが続く限り使えます。air H” を使ってスマッチで実況することもできるかも知れない。読む人がいるかどうか知りませんが……。
 非常時の連絡などは携帯電話に頼ることになりますね。震災伝言メールサービスなども整備されてきましたから、ますます携帯の重要度は増してきますが……。充電、大丈夫ですか?単3アルカリで充電できるキットがありますから、入手しておいた方がいいですよ。9Vの006P電池を使った方が充電は早いのですが、備蓄する電池の種類が増えてしまうと何かと面倒なので単3に統一しておきましょう。

 さて。無事(?)寝て、起きたら。顔を洗うのは省略、この先どれだけこの生活が続くのか、誰にもわかりませんから節約節約。
 で、そのあと非常?に重要なコトがひとつ出てくるのですが……。

 それはトイレですね。住宅への供給線(電気・水・ガス)排出線(排気・下水)ってモノがありまして、換気はとりあえずいいとして下水が問題です。下水の支管本管は無事なのか、下水処理場は……。まあ処理場のことまで心配しても仕方ないのですが、家のトイレから本管までの配管が無事かどうかで事情は大きく変わってきます。
 一戸建てなら、ダンナさんがちょっと床下を覗いて確認することも可能です。その他の確認もできるから、これは是非やった方が良いです。太めの塩ビ管探して、割れたり抜けたりしていなければまあ大丈夫でしょう。
 しかしこれがマンションとなると、かなりやっかいです。2階以上のお宅は階下の天井裏から下水管を確認するまで、トイレの使用は控えるべきでしょう。実際、去年の千葉県西北部地震の時に、都内のマンションで配管が破損したことに気が付かないままトイレを使用、下のお宅がう゛あぁぁぁぁぁ!!になってしまった事例を扱いました。

 で、まあ……。管が無事で、トイレが使えるのは良いですが……。水、流せません。当然のことながら。
 節水型トイレでも『大』8リットル、『小』6リットルを使います。節水型でなければ13リットル前後。これ生存何日分の水ですか? しかも当然1回流したらもう補給はありません。“準清水”として利用を考えた方が良いです。
 こんな時、お風呂の水が役に立ちます。『小』の時は、手桶1杯程度で流しましょう。『大』ならバケツ1杯ですね。トイレットペーパーは最小減で済ませてください。流れにくくなりますから。
 こうして使えるならまだ幸ウンです。配管が明らかに破損していたり、扉がゆがんで出入り不能だったりすると、代替手段を考えなくてはいけません。
 阪神淡路の時、避難所に使用された学校の植え込みも花壇も『大』で埋め尽くされてしまい、後で大変な思いをしたそうです。避難所には簡易トイレも設置されるでしょうが、運んでこられるかどうかはその時になってみないと判りません。昨日紹介した防災公園のトイレも、どうやら溜め置き方式のようです。ってコトは、いつか限界が来る。
 『最低3日間、トイレなしだったらどうするか?』をあらかじめ考えておくのもムダではありません。空腹はまだガマンできても、“出す”方はそうガマンが効きませんから。
 下水直結の非常トイレ防災エイジのHP)ってのもありますが、まだ数は充分ではないみたいだし。お、新宿区はここにあるのか。
 ウチは穴掘って、ネコと仲良く『庭トイレ』かな?消臭バイオ剤もたくさんあるし……。でも上の階の住人が「トイレ貸してください」って来たらどうしよう……。

2006年1月25日 (水)

マンション内サバイバル�B

 厳寒の影響でしょうか、結露でひどくお困りの家庭が多いようです。結露が発生しないはずの24時間換気住宅でも、結露までは行かなくても窓の曇りは起こっているようです。我が家は居候ネコがストーブにあたりに来られるように、プラスチック段ボールで『ネコゲート』を作ってしまったのでフリー換気が一層良好になりました。窓も曇りゃしませんdespair

 も少し地震ネタの続き。地震対策へのトラックバック連発3回目になっちゃうけど、マニアックなお題を振るからいけないのだ。

 さて。水は確保してあって、被災後でもご飯を炊いて食事ができました。実は、それほど遠くない場所に『防災公園』が設けられていまして、数トンの飲料水と防火用水、非常トイレになるマンホールと、座板をとっぱらうとカマドになるベンチが置かれています。
 非常時には武蔵野市か朝霞から自衛隊がやってきて、ここで救援を行うのでしょうね。しかし周辺にはかなりの住民、それに高齢者がいるので相当の混雑が予想されます。ここはひとつあてにしないで自助努力で行きましょう。でも陸上自衛隊の『野外炊具1号』が来たら見たいな……。(来ないって)

 マンションが一応安全だというコトになっているから、寝る場所は問題ないとして、暗くなってまいります。さて、明かりの備えはどうなっているでしょう。

 非常時の明かりと言えば懐中電灯。マグライトが代名詞ですが、これにはちょいと不便な点もあります。狭い範囲をスポット光で照らすことを目的としているので、室内で活動補助を目的とする場合には使いづらいのです。
 光源と電源が一緒だし、明るい懐中電灯は大きくて重い。それに光源が直接目に入る照明は、周囲の暗を引き立たせるばかりであまり明るく感じません。
 どうするかと言いますと、こんなモノがあります。
これは“冷陰極管”というモノで、DC12?15ボルトで点灯します。ちょうど乾電池8?10本。単3電池でも1日中光っています。
アクリルの管に全体が収まっていて、全長24センチ直径1センチ。単3を10本セットしたホルダーも込みでの重量は280gです。管部分の重量はたった20gなので、どこにでもセロテープで貼り付けることができます。単1電池10本なら1週間ぐらい点いているかも知れません。4畳半ならこれで捜し物ができるほど明るい。秋葉原や東急ハンズで買うことができます。確か3千円しませんでした(電池・ホルダー・スナップ別)。
 ちなみに、皆さんの頭の上で光ってる蛍光灯は“熱陰極管”です。どうでも良いコトですが……。

 次はこれ。100円ショップで売っているキーホルダーライトですが、これがなかなか優秀。
 まず意外なほど明るい。1200円もするミニマグライトより明るい。
 さらに予備電池まで付いているのがいい。欠点は押し続けていないと点灯しないスイッチと、小さすぎるので持ちにくいこと、それにたぶん防水じゃないこと。
まあ、100円なのでその辺は大目に見て、見つけたら家族1人に1個。あと、トイレとか脱衣所とか、いきなり暗くなると非常に困る場所に置いておくと便利でしょう。

 もうひとつはこれ。“チョーチンアンコウ”
 LEDの手元ライトなんですが、クリップがついていてどこにでも取り付けられます。明るさはそれほどでもありませんが輝度が高いので遠くからでもよく見えます。
 夜間に自分たちの存在を知らせるための目印とか、何個か連なるように取り付けて通路の目印とか、いろいろ使い途があります。これも東急ハンズで、確か800円くらい。100円ショップでも売っている2032リチウム電池2個でひと晩は点いています。
 で、いよいよ電池が切れたらローソクカンテラが3個もあるので、家が暗闇に沈む心配はありません。

2006年1月24日 (火)

マンション内サバイバル�A

 水のことでもう少し。

 マンションの管理組合で防災用品の備蓄などを行っているところもあるでしょうが、世帯が多くなると水だけでも大変な量になります。そこで、動力不要の浄水システムを用意しておくのもひとつの方法ではないかと思います。
 カタディン社(英語読みでカタダイン)の『エクスペディションフィルター』は、フランス陸軍でも使用される質実剛健優れモノです。防火用水・川の水・泥水からでも毎分4リットルの飲料水を作ることができます。たぶん下水も処理水だったら飲めるようにできると思いますよ。(恐らく下水そのものでも浄化処理可能だと思いますが、飲むのは抵抗があるでしょうね)
 価格は能力なりに高いですが、個人で持つなら携帯用の『ハイカーフィルター』もあります。これなら400リットルの飲料水を作ることができますから、1家族にも充分な能力です。でも水の運搬容器と保管容器をお忘れなく。
 「それも高くて使うかどうか判らない非常用には……」とおっしゃる方にはアメリカ陸軍でも使っている浄水錠剤なんかいかがでしょうか? ペットボトルに水をくんでこの錠剤を2錠入れ、よ?く振ってから30分ほど待つと、どんな水でも飲めるようになるそうです。『バトルプルーフ(実戦での能力実証)』モノですから、たぶん食肉の輸出検査よりはるかに頼りになると思います。

 さて、我が家の『日頃の備え』。食料品編です。
 食料も、カンパンや冷たい缶詰やおにぎりでは、腹は満ちても気力が満ちません。MRE(米軍携行野戦食)だって暖める機能がついています。
 ガスも電気も途絶えていることになっていますので、熱源はカセットコンロが頼りになります。非常時にこれがあるのとないのとでは大違いです。もちろんボンベも常に6本備蓄。調理用ではありませんが、ボンベに取り付けるバーナーも持っています。
 
 カセットコンロと厚手の鍋があればご飯を炊くことが可能です。もちろんお米がなくては話になりませんけど……。お米は研がなくて良い無洗米を普段から使うようにすると非常時にも有利ですよ。大事な水の節約にもなります。
 以前、炊飯器が故障した時に鍋で炊いてみたのですが、何とかなってしまうものです。水加減は炊飯器の内釜の線で確認してから米と水を鍋に移して、はじめチョロチョロ中パッパ……。寒い時期はボンベを手で暖めると火力が強くなります。
 さてご飯が炊けたら、お湯も沸かしてインスタントみそ汁と、それからオカズ……。冷蔵庫の中にある傷みやすい食品は早めに食べてしまいましょう。食べきれない分は火を通して保存が効くようにしてしまいましょう。
 冷凍食品は、もしお持ちでしたら保冷容器やクール宅急便なんかの発泡スチロール箱に急いで移しましょう。ウチでは釣り用のショルダー型スチロール箱が……。あらら、ネコが爪研いでボロボロになってる……。

 電子レンジが使えなくても、鍋とコンロがあれば冷食も何とかなります。特にIHヒーターのご家庭はガス供給が無事でも電気が止まったらアウトですから、必ずカセットコンロとボンベはお持ちになっていた方が良いですよ。
 あと、副食として頼りになるのが缶詰。非常時に野草を摘んで(知識のない方にはお勧めできませんが)、アク抜いてツナ缶と一緒に煮ると悪くないオカズになります。やたら保存がきいて応用が利く非常に頼りになる食品です。BSEの影響でリビーのコンビーフがもの凄く安くなっているので、少し買い込んでおいたらいかがでしょうか?
 ウチの缶詰コレクション備蓄も、私が面白がってやたら買ってくるモノで非常に種類が多くて……。これ、賞味期限一昨年で終わってるな……。そう言えば、居候ネコが食べなかったモンプチがたくさんあるけど、あれ味付けしたら食えるかな……。

2006年1月23日 (月)

マンション内サバイバル�@

 土曜日は、ここ数年なかったほどの積雪でした。私のところの庭でもおよそ5センチの積雪で、居候ネコのトイレも完全に埋まってしまいました。雪を掘った様子もないので、どこで用を足していたのかちょっと気になるところです。
 雪が降るたび毎回のことではあるのですが、どうしてこんなに転んでケガをする人が多いのでしょうか(搬送560人も!)。『慣れていないから』ってのはもっともではあるのですが、『ほとんど毎年雪は降ってるのだから少しは慣れろ』と言いたくなります。
 年1回の微災害を凌げないようでは、数十年に1回の大災害を生き延びる可能性は極めて低いぞ。

 では大災害に遭った場合の、我が家の『日頃の備え』をチェックしてみましょうか。
 平常時に生活していくための基礎は『衣・食・住』ですが、非常モードでは順番が変わります。生き延びる上で不可欠な順番にシフトする訳です、『食・住・衣』となります。食わないと絶対生きていけませんから。
 『住・衣』の需要度ですが、入浴中に被災したのでなければそれなりの衣服はまとっている状態でスタートしますので、短期的な重要度は安全な寝場所の次になります。
 いま『短期的』と書きましたが、よく言われる『被災から最初の3日間』を前提にしています。私の心構えとしては、1週間援助なしと考えています。

 状況としては「建物何とかセーフ(7階建ての1階だから倒壊したらたぶん死ぬ)、電気・ガス・水道停止」という中程度レベルで考えてみましょうか。

 で、『食』の内容となりますが。まず何はなくても「水」です。人間、何も食べなくたって1週間くらい死にはしません。でも水がないと3日で死ぬ恐れがあります。1人最低2リットルの飲料水が必要です。でもこれは汗をかかない季節での話。夏場で復旧作業を行う場合には4リットル必用です。
 ただしこれは「飲料水」だけです。顔洗ったり水洗トイレに使ったりする水は別にして、生存ぎりぎり最低限の水ってこと。ですから、何もなくてペットボトルのミネラルウォーターだけが手元にあった場合、大きなペットボトルはだいたいが2Lですから1本で1日と考えておけば良いでしょう。
 私の家ではミネラルウォーターを安売りの時に箱で買って、最低60リットルを常に備蓄しています(日常飲んで常時入れ替え)。これで2人+ネコを入れても最低7.5日分の飲料水になります。お風呂のお湯は抜かないでおきます。100リットル以上の雑用水になりますからこれも大事です。

 ところで、マンションの場合「高架水槽」が設けられています。この水は非常に重要なので、大規模地震が発生した場合には組合か管理人の権限で一旦各戸への給水を停止して、上水道の供給が確認されるまで停止するのが良いかも知れません。
 消火用水のことなど検討する点はいろいろありますが、非常時は住民一人あたりの配給制にしておかないと、非常事態を全く認識せずに暢気にお風呂を洗って貴重な水をムダにする人が必ずいます。

 ? 食料編に続く ?

2006年1月20日 (金)

リフォームの盲点(続きと……以下略)

 昨日は大脱線したまま、本題にも入れず終わってしまいました……。

 え?。『リフォームの盲点』の肝心なリフォームの件です。「うは?結露」のお宅は、8年前に分譲購入した際にリフォームを行っていました。この時が断熱工事のチャンスだったのですが、単にクロスの張り替えなどを行っただけのようです。内装業者に電話して聞いてみたのですが「床下には何も手を入れず、断熱工事の依頼は受けていない」とのことでした。
 後で奥さんに床や畳の冷たさや、押し入れの結露について相談を受けているそうなのですが、何をやってくれたのかと言うと薄いスタイロフォームを持ってきて床(カーペットの下)や押入(中の表面)に貼ったそうです。無料サービスだったのでそんなことしかできなかったのでしょうけど、これでは何の解決にもなっていません。畳を上げただけで断熱が行われていないことはすぐわかったのだから、断熱工事を勧めるとかして欲しかった。早めに手を打っておけば、こんな『結露大盛りカビマシマシ』にならなくて済んだのに。

 このように。『住宅工事業者』だからといって、全部任せてOKではありません。設計はシックハウスに細心の注意を払っているのに、現場の下請け作業員は無関心だったりする事例は珍しくもありませんし……。
 昔の住宅はそれなりに使い勝手もよくて味もあるのですが、現在とは全く違う考え方で作られていますので、単に格安な中古物件と思って買うといざ住んでみてから大変な思いをします。リフォーム業者を選ぶときに、単なるクロス屋さんではなく住宅関係一式の工事を行う会社を選んで、総合診断を受けてから工事を頼むのがいいでしょうね。
 しかし……。同じ配置の別棟のお宅でも、同じトラブルが発生しているはずなんだが……。よそのお宅は気にならないのかな?
 新型の“ロハス住宅”(Sankei Web)なんて「ここまでやるか?」な状態。これは本当に同じ国の中か? 住宅をクリーンルーム状態にしたら、子供の抵抗力とか一層弱まるんじゃないか?

2006年1月19日 (木)

リフォームの盲点(書き忘れを書こうとして脱線…)

 肝心の『リフォーム』について書くのを忘れていました……。

 しかし……。何ですかこの“ライブドア祭り”は。なんで今なのか? 証人喚問でごにょごにょ不明瞭なコト喋っているのを大声で聞こえなくしようって腹ですか? 株価暴落東証パンクさせてまで。「こんな事態を引き起こせとは言わなかった」って、後で誰かが詰め腹切らされるんじゃないのかな?
 正直。ライブドアがなくなっても、社員さん以外誰も困らない。架空のお金あっちこっち動かしてるだけで何も生産してないし……。そう言えばバブルの頃、不動産が本業のはずだったのに、ファミコンコントロールグラブ作ったり人を動員して踊ったり果ては意味不明なロケット打ち上げたりした後、あっという間に消えて無くなった会社がありましたが。大金を動かした割りには世の中に何の貢献もしなかった例ですね。
 そんなコトより、大金動かして産業廃棄物にしかならない建物作って、市民の住生活を根本からぶち壊した犯罪の隠蔽に荷担しないでほしい。マスコミ。

 小説の世界の話ですが、アメリカの金融システムがサイバーテロを受けて、金曜日の午後以降の取引データが消滅してしまう事件が起こりました。誰が何をどれだけ買ったのか売ったのか、全く判らなくなってしまったのですね。当然金融界は大パニック、アメリカの経済活動全てが麻痺する寸前まで追い込まれます。
 その時、“嵐の中で力を発揮する男”大統領ジャック・ライアンが閃きます。
「記録がないのなら何も起こっていないのと同じだ。金曜日をやりなおせば良いじゃないか」
 元CIAエージェントのコネをフルに生かしてロシアとヨーロッパに米債権の放出を止めさせ、海外でのドル暴落を食い止めます。そして国民に語りかけました。
「アメリカ国民の皆さん。私はひとつの質問からはじめたいと思います。それは、何が変わったか、という質問です……」
 経済は麻痺しても、産業は変わらず動き続けていたのです。ケーブルの中を信号が行き来しただけで、誰一人死んでもいませんでした。『冨』が損なわれたわけではありませんでした。
 実態のない『モノ』に踊らされる人や社会に対する強烈な皮肉を含む小説です。シリーズの何作かは映画化され、ジャック・ライアンはハリソン・フォードが演じました。

『日米開戦』(トム・クランシー)新潮社刊

2006年1月18日 (水)

リフォームの盲点(その3っていうかまた続き)

 乾燥した寒い季節には、鼻の粘膜が乾くために嗅覚の感度が低下するのですが、においに関する検索が減るどころか増えているのは何故なのでしょうか? ほとんどの場合このブログがヒットするのでありがたいのですが、……スポンサーサイトだから当然か。

 さて、また『結露』の続きだったりする。
 昨日の「うは?!」な状態を確認した後、再度お部屋にお邪魔しました。今回はカビ退治の専門家にも来てもらいました。畳を上げてカビの状態を見てもらって、問題の「うは?!」の上辺りを……。あらら、押入ですか。

 古いだけあって、中はちょっと変わった作りになっていますね。両サイドに柱があって、それで棚を支えています。
 充分な通気の空間が確保されてはいますが、ちょっと失礼して奥を……。
 あ?、やっぱりベニヤが湿気て色が変わっています(見えにくいけど写真中央あたり)。下がびしょびしょコンクリなので無理もありませんね。小型のファンでも設置して押入強制換気させないと……。それでも押入のにおいが減る程度で根本的な解決にはなりませんけどね。
 これは、壁の内部に相当の湿気が溜まっていると見ていいでしょうね。カビくさくなるはずです。解決するには床下に断熱を施して、壁内部も一度通気させて乾かしてから消毒しないと。しかし完全に処理しようとしたらスケルトンにしなければ無理でしょうね。
 と言うわけで、カビ退治屋さんと共に頭を抱える……。

? 進展があれば続く ?

 “自然に魅せられるブログ”キノコや山菜のネット販売がメインなのですが、結露の対策を工学的に調査して対策している記事があり、非常に参考になります。

2006年1月17日 (火)

リフォームの盲点(その2って言うか続き)

 昨日は『ひとの家のにおい』って検索ワードで3回参照されましたが、何か参考になりましたでしょうか?

 家の中のにおいによらず、人の鼻(嗅覚)は「何もにおわない」って状態でも常に臭気濃度2?3(2倍から3倍に薄めて本当に感じられなくなる)のにおいを感じています。専門家が『バックグラウンド』と呼んでいる刺激ですが、だいたいこのレベルのにおいは慣れて(順応=マヒ)しまっているため判りません。
 ある程度の強さがあるにおいでも、一日中かいでいたら判らなくなってしまいます。これは体の防衛策。順応が起こらなかったら、他人の体臭が気になって夏の満員電車なんか乗れません。マジで。
 ですから、馴染んでしまった自分の家から他人の家に入ると、この『バックグラウンド』の質が変わってしまうんですね。すると脳は“環境が変わったぞ”という注意信号を発信します。すると、本人は意識しなくても体は緊張状態に入り、いろいろな感覚が鋭くなって、においがもっと気になってしまう……。

 ご自宅であっても、におい環境がちょっと変わると判ってしまうものです。以前、フジテレビの『特ダネ』の取材で、「子供の部屋に原因不明のにおいが発生している」家にお邪魔して調査したことがありました。
 いつものようにはいずり回って調べると、薄いエスニック系の香料を感じました。異常と言えるモノではないのでサーチを続行したのですが、他には何のにおいも感じられません。“エスニック”をたどってみると、ぬいぐるみや古着を入れた段ボール箱に行き当たり、その箱から香料(たぶんお香)がにおっていました。聞いてみるとまさに気にしていたのはそのにおい。バザーで買い物をしたときに会場から持ってきた箱だったそうです。
 このように、ちょっとしたにおい変化でも『バックグラウンド』に関わると非常に敏感になります。でもこの調査、ネタとしては面白かったのですがインパクトに欠けるのでボツになりました。

 それで……、よーやっと昨日の続き。

 分譲住宅を購入した直後は床の冷たさに悩まされ、ある時からは原因不明の臭気に悩み続けた奥さん、『特ダネ』を見て電話を取りました。(ここで昨日の記事に繋がります)

 室内が暖かい冬の間に結露が発生しているに違いないと見た臭気判定士は、時折小雪がちらつく中、再度床下に突入します。床下点検口が狭いから、これはフジテレ連れてきてもカメラ入れないな。あ、便所コオロギ発見……。

 う?ん。やはり外壁に沿って滴が垂れています。これは、上(居住空間)から落ちてきてますね。床のコンクリプレートに結露してるかと思ったけど、それはないな……。おや、何だあれは?

うは?!結露って言うより水が湧いてる。壁もびしょびしょ。これは何が起こっても不思議じゃないぞ。
 もはや臭気判定士の仕事ではなくなってきた気がするこの現場、さてどうする?

? たぶん続く ?

2006年1月16日 (月)

リフォームの盲点(その1)

 今日の東京は、夕べの雨でカラカラ状態が改善されました。猛威をふるっているインフルエンザ防止のためにもありがたいことですね。何しろどこの会社も暖房でカラカラ、家に帰れば24時間換気でまたカラカラですから。
 ところで“インフルエンザ”の語源は“Influence(影響)”で、邪悪な星の影響のよって引き起こされる病気ってことで命名されたらしいです。どうでもいいことですが……。
 ちなみに、インフルエンザを代表とするウィルス感染症の中で、治療法が発見されたものはまだ1個もないそうですが、本当でしょうか? これはどうでもよくないぞ……。
 金曜日にちょっと多摩の旧公団住宅で床下にもぐってまいりました。カラカラではなくてジトジトの調査。結露です。

 相談を受けたのは去年の夏でした。「排水管に異常はないのに、寝ているときに下水臭を感じる。部屋の隅やコンセントからも臭いを感じることがある」という事例。
 伺って調べてみると、確かに排水関係に異常はありませんでした。床下に入らせてもらって調べても、漏水している様子はありません。しかし、所々水が入ってから乾いたような痕跡。おまけに土は乾燥しているのに、なぜか凄くカビくさい。
 「結露かな?」と疑って、再度部屋にお邪魔して畳を上げてみました。

これは……、もしかすると青カビですか?
 冬季の建物内外の温度差が原因で床下に結露が発生、コンクリートが水分を含んだまま暖かい季節を迎えてカビの温床になった疑いが濃厚です。分譲を開始して25年、築何年になるのか判らない古い旧公団住宅ですので、床下が全く断熱されていないようでした。
 この畳も全部藁でできた“本床”です。こだわって入れたのでない限り、スタイロ畳が登場する以前にできた建物ということでしょうか? 入居当時、畳が冷たくて座ることもできなかったそうです。藁なしのスタイロ畳に変えるだけでかなり改善できるのではないかと思います。

 で、結露の実態を知るために、冬の最中に再度お邪魔したわけですが。

そこで臭気判定士は驚くべき光景を見た!!

続きは明日のこの時間に!

「この放送は快適なにおい生活をお届けする、日本デオドール株式会社の提供でお届け致しました」

2006年1月13日 (金)

吐き出すのは煙だけではなく

物質至上主義的生活”さんから1票いただきました。ありがとうございます。他にもブログオブザイヤーに投票頂いた皆様、ありがとうございます。最近アクセスがものすごく増えたのはありがたいのですが、アクセスしておいでになったリンク先、特に検索のキーワードURLがすぐに流れて確認不能になるので困ってます。何とかならないのかな?
 昨日も喫煙についてちょっと書いたのですが、上のリンクの記事にもタバコの副流煙の害について、迷惑について語っていらっしゃいます。
 実は私も、20年ほど前まで喫煙者でした。それも『ゴロワーズ』なんてひどい悪臭タバコ。格好つけていたのもあるのですが、『ゴロワーズ』はフランスでアマチュアレーサー支援のためのレースを主催していまして、参加資格はゴロワーズのロゴが入ったレーシングスーツを着るだけ。お金も機会も少ないアマチュアレーサーに経験と賞金を提供してくれているわけです。
 それに敬意を表して吸っていたのですが、フィルターなしタバコってのはどうにもやっかいなシロモノでした。口の中タバコの葉っぱだらけ……。
 きっぱり禁煙してしまったのは、「レース始めて食うや食わずでタバコなんか吸っていられない」状態になったからでした。もともと吸う本数も少なかったので、別に苦痛でもありませんでした。
 ところで、専用喫煙室で好きで燻製になっている人は別として。路上スモーカー、特にウオーキングスモーカーの方々。携帯灰皿持っている方手を上げて。
 ……ほとんどいないでしょうね。ってコトは、まあ建物に入る所にある灰皿に吸い殻捨てる人もいるでしょうけど。灰どうしてます灰。……いや、あなたの肺のことなんか誰も心配してません。
 喫煙者の方、非常?に気軽に灰を落としていらっしゃいます。気軽に吸い殻やパッケージのフィルム落とす人もいます。後ろめたさなんか感じてませんね。どうせすぐ散って見えなくなっちゃうし。で、気軽にパラパラ撒いて歩く。習慣的に何かを路上に捨てることを何とも思わない。だからガムやキャンディーの包み紙、空き缶なんかもそこらに捨てることにあまり抵抗が無くなる……。これは極端な思い込みですかね? だったら、街に最近増えてきた喫煙所。今は無くなりましたけど駅の喫煙所。どうしてあんなにひどく汚くなるんでしょう?
 現在、喫煙所の空気環境を改善するためのプロジェクトを計画中。タバコ吸わないのに喫煙ルームの中でコソコソと実験……。今度はガスマスク持っていこうかな……。

2006年1月12日 (木)

賢作さんからの質問(その2)

 え?と……。朝の8時だってのに、既に48人もおいでになってるのはどうしたことでしょ? 「オススメブログ」さんが紹介してくれたおかげでしょうか、ありがとうございます。
 タバコはね?。大変なんですよ……。以前にも住宅調査を行っている時に「お父さんのタバコはここで吸ってもらっています」と、部屋の隅に空気清浄機が据え付けてありましたが。奥さん、甘いです。
 確かに清浄機のフィルターと電気集塵機能でもって煙とヤニは取れますが、ニオイ成分までは取れません。それに家庭用空気清浄機にモロにタバコの煙吸わせるのは、掃除機でジャリを吸い取っているようなもので、あっという間にダメになってしまいます。
 試しに清浄機の中を開けてみたら、案の定「うげ……」な状態になっておりまして。回せばタバコのニオイをまき散らすような状態に……。まあ、これだけの物質がお嬢ちゃんの肺に入らなくて良かったですねと……。その後お父さんがどのような愛煙家生活を過ごしているのか、私の知ったこっちゃありませんが。(蛍の光窓の外?♪)

 で、アクセスしてきたURLがみんな流れてしまいまして。質問の内容が判らなくなってしまいました。仕方ないので覚えているモノだけ……。
賢作さんからの質問�A

『浴室 におい』
 最近の24時間換気や乾燥機能付きでなくても、浴室は念入りに換気されるはずなのですが……。まあ、適度な湿気と温度が保たれやすい空間ですから、人間だけでなくカビや微生物にとっても非常に快適な環境なのですね。梅雨時になると朝のバラエティー番組でよく取り上げられるのですが、『ニオイの原因はカビ(微生物)』です。

 浴室用洗剤の種類の多さを説明するまでもなく、完全なカビ退治はかなり困難です。しかも、前にも書きましたけど、住宅の中には常時60種類のカビの胞子が漂っています。クリーンルームにでもしない限り、これはどうにもできません。
 それで条件が良い浴室にやたらにカビが発生するわけなのですけど、それを退治するカビ取り剤が若干問題で、ほとんど全部が『次亜塩素酸』です。効果を高めるために若干の水酸化ナトリウムを加えている製品もありますが。どうしてみんな『次亜塩素酸』を使うのかと言いますと、殺菌と漂白が同時にできて、そのうえ安い薬品だからです。洗濯に使用する昔ながらの液体漂白剤も同じ成分ですね。
 確かに「シュッ」とやって数分後には黒カビも赤カビも溶けてなくなったようには見えますが、実はただ色が抜けただけでカビそのものは残ってる場合もあります。何しろカビってのは超しぶとい生物ですから、じきに耐性ができて同じ薬じゃ死ななくなってしまいます。清掃工場に発生するハエみたいなものです。あそこのハエ、○ンチョールじゃ全然死にません。
 そんなワケなので、カビは脱色されて見えなくなってるけど実はしっかり生き残ってたりする状態が発生します。別の製品に換えてみても、やっぱり主成分が『次亜塩素酸』なので効果は全く変わりません。これでは塩素のニオイが抜けた後にイヤなニオイがまた出るはず。

 どうしたら良いのかと言いますと、清掃工場が耐性ハエに行っているのと同じ手段しかありません。『違う成分のクスリに換える』んです。カビ取り剤の注意書きの下あたりに成分が書かれていますので、塩素系じゃないものに換えてみましょう。(あまり数はないと思いますけど…)
 もし違う成分のものが見つからなかったら、薬局やドラッグストアで『オキシドール』を買ってきて使ってみてください。これは霧吹きでは使えませんので、浴室の床とか洗面器の底とかに限られます。100ccくらいを適当な容器に移して、そのまま薄めないで赤カビが気になる部分にかけてみてください。
 「シュ?」っと泡立つはずです。カビが酸で灼かれて溶けている状態です。泡が消えたらスポンジなんかでこすって、水で流してもう一度オキシドール。泡立たなくなったらカビがなくなった証拠です。なかなかブラシなんかが届かない浴槽下の隙間などにも流しこんでみてください。浴槽下に空間がある場合には、赤カビの巣窟になっている恐れが大です。ただ、オキシドールは黒カビには効果が「いまイチ」かも知れません。あ。それからオキシドールは『次亜塩素酸』の製品とは絶対混ぜないでください。とんでもなくガスが出ますから。

 ところで……。その掃除用のスポンジにも凄い量のカビがくついている恐れがあります。カビ○ラー使ってるから大丈夫じゃありません。死なないカビになっているかも知れません。オキシドールぶっかけても、なかなかスポンジの中まではしみこんでくれません。
 そこで、です……。さっき『オキシドールは床だけ』と書きましたので『壁とか天井どうするの?』思った方もいるでしょうけどここで説明。済みません、も一度ドラッグストア行って『逆性セッケン液』って言うのを買ってきてください。多分オキシドールと一緒のあたりに置いてあるはずです。『塩化ベンゼルコニウム液 オスバンS』という白い樹脂の瓶があると思います。
 それを洗面器一杯の水に瓶のキャップ1杯くらい入れると、強力な消毒液ができあがります。間違っても原液のまま使わないでくださいね。お風呂掃除スポンジをそれに浸してカビ退治。薄目にして体を洗うスポンジも消毒できますよ。
 これを100倍くらいに薄めた水で壁や天井を拭いてください。ただし、普通のセッケンやシャンプーが残っていると消毒効果が台無しになりますから、あらかじめ壁なんかはブラシで良く水洗いしてください。霧を吸いこむと強烈にむせますので、霧吹きでの使用は厳禁です。傷口の消毒にも使う薬なのですが、目に入らないように十分注意してくださいね。

 消毒が終わったら薬をしっかり洗い流した後で浴室内を乾燥させてください。まあ、これで最低1ヶ月くらいカビは出ないでしょう。これでダメなら、もう後は専門のカビ退治屋さんを呼ぶしかありませんねぇ。

 え? 私の家ですか? いや……、え?。近所の薬局でどっちも売り切れだったもので……。来週にでもやろうかな……。

2006年1月11日 (水)

賢作さんからの質問(その1)

 いや……。そんなHNの方から質問されたワケじゃないのですけど、相変わらず検索サイトからおいでになる方がたくさんいらっしゃいますのでちょっとお役に立っておこうかと。ここ数回、何か『住宅とにおい』ってコンセプトから外れた記事ばっかり書いてますし……。

賢作さんからの質問�@
 『におい 許容値』何となく調べたいコトは判りますね。におい被害を受けている方でしょうか? 「どれくらいのにおいから苦情を申し立てることが可能であるのか」ということを知りたいのでしょうかね。
 においを出している相手がお店でしたら役所に申し出をするのは構わないと思います。「あんたのところ、近所から苦情が出てるよ」と役所から通知が行くか、場合によっては環境指導の担当さんが見に行ってくれます。忙しくなければですが。
 電話でも窓口でも、一度相談してみるのが良いでしょう。相談があったと言う記録を残すことも重要です。もしかすると他からも相談を受けているかも知れません。『悪臭防止法』(またはローカル規制)によって、商業地域・住宅地で営業を行う場合に排気して良い悪臭の程度は決められています。

 しかし、相手が住宅ですといきなり話は難しくなります。普通に生活している上で換気扇などから出る排気が臭っても、役所としては何もできません。さすがに人が倒れるほどの排気が出ていた場合には何かするでしょうけど、台所で魚を焼いたにおいにいちいち対応していたら、いくら人間がいても足りません。『悪臭防止法』は一般の住宅には適用されません。
 マンションなどであれば管理組合に相談する方法もありますが、一戸建てで隣家の排気が気になる場合ですと、あまり方法がないですねぇ。お隣とお付き合いがないとなると、なおさらですねぇ……。

 何か助言はできると思いますので、もしそんな事態でお困りでしたらコメント欄でご相談ください。

賢作さんからの質問(?)
 『ベトナム戦争 尿臭』
 え?と……。(^ ^ ;

2006年1月 8日 (日)

「オタク社会」とマイホーム

“ふじたやすし”さんの『格差社会とマイホーム』を読んで考えてしまった。

「『格差』の本質って何だ?」

要は『収入』ですね。年収が多いか少ないか。
収入が多ければ貯蓄に回せるお金もあるし、投資もできる。お金が増えれば最終的に良いマンションや一戸建てを持つこともできる……。

 いままでの“常識”で行けば、預金残高と資産が多ければ『豊かである』のですが。
「お金はあるに超したことはないけど、通帳の数字が増えるより○○や○○が欲しい。住む場所も食事だっていくらでもガマンする」
という価値観の人間が増えてきたら、その社会的『格差』の依りどころは危うくなってきます。何しろ『全ての価値観は自分で決める』人種ですから、他の人が感じる“格差”などあまり気になりません。『豊か』であると言うことは、『自分なりの価値観が満たされている状態』なのですね。

 『オタク』と呼ばれるジャンルの人たちなんですが、“電車男”みたいな10?20代の男子だけを想像してはいけません。初期世代のオタクはもう40代で、立派に社会の中核を為しているのですから。そんなコトをもやもや考えていたら、今日の日本経済新聞1面のコラム『ニッポンの力』のタイトルが“オタクが鍛える市場”でした。
 現在、上にあげたような「収集が全て萌え命」のような『ヘビーオタク』だけで172万人、以前は『マニア』と呼ばれていたコレクターや骨董好き、奥さんに見つからないように背広の下にプラモデル隠して帰ってくるダンナさんまでを含めた『総オタク人口』は650万人。それらの人たちが動かす市場規模は何と1兆4000億円。もう、軽く省庁の予算レベルです。
 この内の半分近くは『ヘビーオタク』が動かすお金なのでしょうか。数年前でオタクが購入に費やすお金が4000億円と試算されていましたから、7000億円は決してベラボーな見方ではないでしょう。しかも、子供と違ってオタクは『○○を卒業』することはありません。“オタク”は生き方ですから。
 こんなもの凄い購買意欲を持った人間の目を住宅に向けるにはどうしたらいいのか。生活スペースを切りつめて巨大な収納空間を確保する。ホコリは大敵ですが、同時に日光も大敵だったり……。私の場合、必用なのは数千冊の本を収納できる作りつけ書棚ですね。正月4日に崩した本山の整理が昨日ようやく終わりました……。

2006年1月 6日 (金)

廃材発電がピンチ?

 「建築廃材がどーした」とか昨日書いたら、すぐに関連ネタが転がってまいりました。
“木質バイオマス発電にブレーキ 燃料の木くず確保にめど立たず”(日経エコロジー2006.02)
 「『木質バイオマス』ってなに?」とおっしゃる方はこちら(“Sasayama's Weblog”)をお読みください。大気中の二酸化炭素を吸収して生育した木材だけを燃焼させて発電するので、化石燃料を使うのと違って大気中の二酸化炭素を増やさないメリットがあります。もちろん産業廃棄物をエネルギーに変えてなおかつ減容(嵩減らし)もできます。
 いいことづくめだし、この先建物の更新によってどんどん発生する建築廃材の有効利用として脚光を浴びていたはずなのですが……。28000kW予定の首都圏施設が計画断念、発電に必用な建築廃材の量が確保できないためだそうです。
 今年の年末に、市原市で日本最大50000kWの施設が稼働を始めるから、そこに全部取られちゃったからかな? それにしても何か変なんですが。余るはずの建築廃材が足りなくなって『売り手市場』になってしまい、輸送費用を購入者負担にする産廃業者も出てきたそうで……。処理が間に合わなくなるはずじゃなかったの?
 もういわき市とひたちなか市の施設は稼働し始めてるし、本格的に廃材不足したらどうする気だろ。見込みを誤ったのはどこの誰だ?

家だっていつかは廃棄物

 『姉歯物件』の強度不足マンションがほぼ完成を迎えながら解体されますね。せっかく購入しながら、途中でキャンセルされてしまう契約者も残念でしょうけど、現場でここまで建物を作ってきた作業員の人たちもさぞかし無念でしょう。
 普通ですと圧砕バサミをつけたパワーショベルをクレーンで屋上に上げて、ちまちま壊していくのですが、強度が不安なものだから重機が乗せられないようです。もし乗せた途端に潰れたら脱力笑いした後に激怒ですな。地上に重機置いて作業するって書いてますから、多分こんなの使うのでしょうね。

 しかし……。住宅購入のブログだってのに壊す話しするかな? 私だけ他のブロガーさんとは逆のエンドから住宅を見ていますね。
 さて、一戸建て住宅でもマンションでも、壊した瞬間に『廃棄物』になってしまいます。2×4の木材なら丁寧に分解してまた使うことも不可能ではないでしょうけど、ほとんどの木質廃棄物は加工して資源利用、金属は溶かしてまた建築用鋼材としてまた社会に戻っていきます。どうにもならないモノが破砕されたコンクリート。粉にして溶かしてまたコンクリートにでもなれば便利なのですが、それじゃまるで日干し煉瓦だ。たぶん雨降ったら溶けるな。破砕して道路の基盤ぐらいにしかできません。いずれにしろ土の中にしか持っていきどころがありません。
 で、もっとどうにもならないモノが『石膏ボード』、壁材です。これ、去年は約140万トンが廃棄されています。
 リサイクルの方法は、表面に貼られている紙を剥がして中の石膏を粉にして焼けばまた石膏として使えます。良?く焼いたらチョークになります。あくまでも理論上ですけどね。
 実際にはボードのメーカーでもそんなリサイクルはやっていないそうです。石膏の回収率が5%にも満たないので全然採算が合わないのと、最終的に廃棄しなくてはならないモノの量があまり変わらないから。結局全体の95%は捨てるしかないんだから、手間と費用かけないで全部捨てちゃった方がマシです。
 で……。そうやって廃棄されたボードはやはり処分場に埋められて、長い年月をかけておとなしく土に還元されるかと言うと、そんなコトはありません。だったらここで話題になんかしないし……。
 全部の製品と言うわけではないのですが、石膏ボードの中に入っている白いモノは100%の硫酸カルシウムではなくて、ほぼ半分『三酸化イオウ』っていうやっかいな成分なんです。これが石膏と混ざった製品である間は別にどうと言うことはないのですが、土に埋まって水に溶けて、カルシウムが微生物に消費されるといきなり硫酸が出てくるんです。理論上ですけどね。
 それで何が起こるかと言えば、硫酸がそこらに一緒に埋まっている物質を腐食させて有毒ガス、特に硫化水素を発生させるんです。この間秋田の泥湯温線で一家四人が亡くなる事故がありましたが、それぐらいの高濃度硫化水素ガスが出たこともあったそうです。それが原因で98年から厳しい管理の処分場じゃないと埋められなくなってしまいました。
 石膏だけ取り出して地盤改良材や肥料にする研究も行われていますが、それにしたって表面に貼ってある石膏がしみこんだ紙をどうしたら良いのか判りません。紙じゃなくて塩ビの製品も混ざっているし、紙だって半端じゃないイオウ成分が入っているので焼却するとやっぱり硫酸が出てくるし、埋めるにしてもやたらにかさばる。
 誰か上手い資源化方法を考えてくれないと、本当に困ったことにもなりかねません。

2006年1月 5日 (木)

正月の風景、正月のにおい

改めまして、あけましておめでとうございます。

 今日が仕事始めです。まずは冷え切った事務所の暖房全開にして、加湿器に水足して。お湯沸かさないとコーヒーも飲めません。ポットのお湯が沸くのを待つ間にブログを書いてしまいましょう。
 去年の仕事納めの翌日から、待っていたように風邪をひきまして、29?30日とほとんど寝ていました。今年の風邪は喉に来るようです。それで、ようやく31日に正月用品の買いだし。あ、注連飾りだけは30日にセットしておきましたけどね。

 毎年のお雑煮は私の仕事。焼いた角餅醤油汁。あぶった鴨肉(実家では鶏肉)に大根人参を千六本。実家では里芋まで千六本でしたがこれは省略。緑に芹をどっさり……。と、あらら、どこに行っても芹がないのですが……。三つ葉ばっかり。仕方ないので三つ葉で代用。だいぶ足りないけど。
 昔、北海道の実家で芹を使う料理は雑煮だけでした。自然と醤油汁に芹の香りが『正月』のイメージとして刻み込まれ、現在でも鍋に芹を放つと、窓を覆う雪の中、両親と弟でテレビを見ながら静かに過ごすお正月の風景が浮かびます。『サッポロビール』のロゴが入ったグラスに、お歳暮の特級酒が注がれて載っている豪快な神棚も懐かしい風景です。

 静かなのは2日あたりまでで、じきに叔父さん叔母さんたちがやってきてテーブルにはビール瓶が乱立、ビールが切れると焼酎の4リットルボトルが登場します。タバコの煙もうもう。
 そう言えば、子供の頃はタバコの煙は平気だったのに、今は通りすがりの薄い煙でも思わずよけてしまいます。耐性がなくなったのかな?

 あとは、10月あたりにつけ込んだ『ニシン漬けさっぽろドンブリ様より)』のにおい。暮れから食べ頃になって、冬の間は毎日食卓に出ていました。これを物置の樽から出してくるのも子供の仕事。雪を踏んで、時には除雪して道を作って。でかい樽の蓋をよいしょと開けて半分凍った漬け物を大きなボウルに取り出します。薄い酸味臭、脂肪酸だったのでしょうね。それと独特の身欠きニシンのにおい。あれは半分凍った状態で熟成させないと、とんでもなく生臭いものになるのでしょうね。好きな食べ物ではありましたが、あの仕事は嫌でした。

2006年1月 1日 (日)

元旦空調観察

皆様あけましておめでとうございます

 今年こそは初日の出を拝もうと、朝の6時半過ぎにマンションの屋上に出てみました。普段は施錠されているのですが、元旦と花火が見える時期には開放があるのです。
 上空は何とか晴れていたものの、あいにくと地平線は雲で覆われて陽の色すら見えない状態、はるか遠くの清掃工場の煙突をにらんだまま日の出の時刻を迎えることになりました。
 そのまま引っ込んだのでは話しにも何もならないので、以前から気にしていたこのマンションの排気システムをちょっと調べてみることに。
 屋上は機械室の他に何かルーバーがついた縦横1.5mくらいの箱状構造物が4カ所ほど設けられていまして、全部のルーバーから排気が出ていました。作動音も聞こえていましたので、箱の中にアシストのファンが入っていて、箱の下は各戸からの排気がまとめられている垂直排気シャフトになっているのだと想像できました。上で強制吸い出しを行っているのだから、換気扇を回さなくても吸い出しが起こるはずです。
 古い集合住宅に見られるこのシステム、使いようによっては24時間換気に応用できますね。実際ウチはそうなってますし。屋上にあるファン1台で全戸の換気ができるのですから立派な省エネ省資材です。しかもシャフトを鋼管にしておけば、かなりの強度が期待できると思うのですが……。かえって高くつくか……。

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