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2006年2月 1日 (水)

“がら”さんからの質問(追記)

 “おかっぱ住宅ライター”の高木良子さんにコメントを頂きました。ありがとうございます。高木さんの家の前で水道工事を行っていて、24時間換気システムが『油のにおい』を家の中に吸いこんでしまうそうで。お気の毒です。
 アスファルト自体、石油から揮発分を搾り取った残りカスで、そいつを練ったり敷いたり伸ばしたりする時に、機械にくっつかないように真っ黒なC重油を塗りたくります。その状態でアスファルトを柔らかくするために熱をかけますので、C重油が揮発してあのニオイが出るわけですね。
 家の中でマスクするほど臭いのなら、いっそ24時間換気止めた方がいいのでは? あまり強いにおいを吸わせると、熱交換部ににおいが染みつく恐れがあります……。もう工事終わったかな?

 で……。今日も私は血液内にアセトアルデヒドを発生させていたりする。イタリア産3Lで1680円の安ワインですが、中途半端に良いワインよりよほど美味しかったりします。まあそんなコトはどうでもいい……。
 “がら”さんは、『木のにおい』以外では別にどうと言うことはなくて、アルコールのパッチテストでも反応が出なかったそうです。私はパッチテストをやったことがない(必用ない)ので判りませんが、『反応なし』がOKってことなのですね? 可能でしたら、念のため確認しておいてください。
 しかし、自前で血液中にアセトアルデヒドを醸造(?)するのと、ガスとして吸いこむのは別の話でして、呼吸器系が刺激されますので不快感が先に来ます。私だってそれなりの濃度のアセトアルデヒドを吸ったら絶対ムセます。血液中の多量のアセトアルデヒドってのも非常に不快なんですが、それは好きで発生させたモノです。
 ちなみにアセトアルデヒドを単品で嗅いだときに感じるのは『刺激のある青臭いにおい』です。でも工業製品でもない限り、経験することはないと思います。木材からは精油なんかを含んだ状態で出ていますので、鼻にツンとくる刺激がアセトアルデヒドだと思ってください。

 それで、『モデルハウス症候群』のひとつの可能性として、“モデルハウスであるための特殊な条件”が考えられます。以前、某メーカーの住宅展示場に呼ばれて、「閉めきっておくと何かにおうから調べてくれ」と依頼を受けました。24時間換気+呼吸する壁の最新型だったのですが、住むことは考えていないために電気しか引かれていません。上下水道は接続されていなくて、基礎部分は通気も何も取ってなくて工事を行ったときのいろいろなにおいが残っていました。そのにおいが壁内に入り込んでボードを通過、呼吸する壁が逆ににおいを発生させていたのが原因でした。
 このように、モデルハウスは実際の住宅とはひどく事情が異なります。しかも、屋根裏などお客さんには見せない場所の木材を安いもので代用しているなんてこともあるかも知れません。以前『とくダネ!』の取材で伺った静岡の住宅がモロにその状態でした。
 モデルハウスではなく実際に販売した住宅で、なんと屋根裏のホルムアルデヒド濃度が0.2ppm!さすがに「これのどこが対シックハウス住宅なんだ!」とキレました。翌日から3日も体調悪くなったし……。

 まあこれは極端すぎる例でしたけど。もう少しいろいろなメーカーの住宅を見て、対シックハウス仕様の住宅でも症状が出るようでしたら考えなくてはいけませんね。現在のお住まいを基準に、木材を極力少なくして壁内屋根裏と居住空間の通気を極力少ない設計にしたもの。ほとんど注文住宅になってしまいますが……。
 建売なら、築後1年くらい経ったものが良いかも知れません。ほどよく建材から出る揮発成分が抜けていますから。

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コメント

お返事ありがとうございました。自分が経験上仮定したことと、石川さんのコメントから解ったことで、少し方向性が見えてきた気がします。もう少し、お付き合いいただけますでしょうか?経験上、「においが強い」とはっきり感じる時は大体決まった条件下です。木が沢山ある部屋(必ず床が無垢材貼り)で、窓を締め切っている。そして暖房中である。…ようは冬です。よく木には調湿作用があると聞きます。冬場、暖房することによって空気が乾燥する→木が自分に溜めた水分を吐き出す→においが発生(精油成分+生命活動に伴う「アセトアルデヒド&ホルムアルデヒド」)このような作用が起きるのではないか?と思っているのですが…この考え方は間違っているでしょうか?もしそうでしたら、ある程度乾燥しないようにすれば、においは軽減できるのでは?と思っているのです。それと、木の種類によってもにおいの強さが違う気がします。杉や檜に比べると、樫や椚は匂いが少ないように思えます。「木のにおい」について調べている際、フィトンチッドという言葉を知り、「木のにおい」は自分を守るためのものであると読みました。・軟らかい木→虫に食われやすい→フィトンチッドを沢山出して自分を守る→匂いが強い・硬い木→虫に(柔らかい木よりは)食われ難い→フィトンチッドを多く持たなくても自分を守れる→匂いが弱いということにはならないのでしょうか?もしそうでしたら、堅い木=においが少ないのではと推測しているのですが…この考え方は甘いでしょうか?(これは精油成分に由来するにおいに関してしか言えないのかしら?堅かろうが軟らかろうが光合成しているうちはアセトアルデヒド&ホルムアルデヒドは出続けるから無意味なことになるかしら?)

設備設計会社の酒巻と申します。昨年夏に新築戸建住宅を引渡したお施主様からのクレームは、二階のトイレ室に 外の浄化槽の臭いがする.というものでした.工務店と浄化槽メーカーと 水道業者は 天井をはがし psの壁もはがして 改修工事を施したのですが、お施主様は まだ多少臭うとのこと。工務店は 浄化槽なので 許容範囲と主張。これでは 進展しないので 第三者に 測定していただき 許容範囲の臭いなのかを 判断して頂ける会社を捜しております。 どのような検査と どれくらいの費用がかかりそうか 教えていただけたらありがたいです.現地は埼玉県北葛飾郡庄和町です

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