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2006年2月 3日 (金)

いいことばかりありゃしない…

 何で読んだのか思い出せなくて今のところ検証不能なのですが、外国の競馬場で馬場に敷かれた木材チップに指定木以外のものが使われていたために、練習していた馬が何頭も呼吸器障害に陥ったことがあったそうです。そんな極端な木材だってあります。
 それを調べていたら、木材加工関連で、健康障害を起こす恐れのある木材のリスト(「林産だより」兵庫県立丹波年輪の里)がありました。ただし、これは原木から製材したり板を加工して木屑を吸いこむ恐れのある作業者に対する危険性で、木材の製品が危険だということではありません。
 
 住宅は木が絶対良いのかと言えば、それはたまたま日本の気候に合っていて大量に供給できるから住宅資材として普及したのではないのでしょうか。他の国では何百年も石の住宅に住む人がいますし、もう千年以上もテントで暮らしている民族もいます。気候や風土が変わり、住宅資材の供給が変われば、当然そういった住まいの基本資材だって変えて行く必用はあるのでしょうね。
 アフリカのどこかでは、基本的な家の資材が『日干しレンガ』でして。レンガ積み重ねて土で固めて屋根を葺けばできあがり。雨が降らないから実に簡単に住居ができたのですが、そこに数百年ぶりに大雨が降り、焼き固めていない日干しレンガの家が皆溶けて崩れてしまったそうです。今後その地域が定期的な降雨がある気候に変わってしまったら、日干しレンガの家で暮らしている多くの低所得者はどうなるのでしょうか?

 それで、日本では木材の供給が心許ないからいろいろ建材を発明して家を建てる、新しい建材は(出なくなっているはずの)化学物質が心配だから電気を使って24時間換気を行います。住んでいる人が寒いから暖房を強くすると、今度は温度差で結露ができる。すると、使っていない部屋にも暖房を入れ、それでも結露するなら窓そのものを暖めて……。何だこれは? こーゆうのは今まで『無駄』って呼んでいませんでしたっけ? いつから住宅メーカーと電力会社は結託したんだ?

 ブログサーチであちこちを見ていると、24時間換気の家に引っ越して、寒くて風邪をひいた上に電気料金の請求見て一層具合が悪くなった人が全国にいっぱいいるようなんですが。「節電」とか「省エネ」ってどうなったんだ?

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コメント

大変興味深く読ませていただきました。自分なりにもう少し調べて、快適な我が家を得たいと思います。つくづく思うことですが、自然の摂理を曲げること…例えば寒い冬に暖かく過ごす…には、知恵と知識が沢山必要であるということ。ただ寒いから温めれば良い、というものではない。温めたら別の問題が起きてしまう。難しいものです。「においの事件簿」にリンクさせていただきました。もしご迷惑でしたら、仰っていただけたらと思います。宜しくお願いします。

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