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2006年6月28日 (水)

気合いだ! 気合いだ!! 気合いだ!!!

 あまりにも仕事が混んで頭がおかしくなりそうだったので、本日ちょっと休んでいます。また次の土曜日はどっかの床下潜らなくちゃいけなくなったし。
 それで……。別に頼まれてもいないのに、勝手に地鎮祭の「えい! えいっ!」について調べてます。リンボーダンス踊りながらだとちょっと難しいので、踊りは休んでいますが。あ、“ぐれーとぶりぶり団”には内緒にしておいてください。
 ぐぐってみましたが、式次第とか幸運を呼び込む青竹(“斎竹”と呼ぶそうですな)の宅配とか神饌の並べ方はいっぱい出てきましたが、かけ声についての情報はありません。

 では、いつものようにきいてみましょう。
 
 まず、東京神社庁にきいてみました。ここのHPに地鎮祭・上棟式の作法についてしっかり書かれています。
私「もしもし。私リクルートの住宅関係ブログポータルサイトで……(以下略)」
そしたら……。
「歩くのに本は要らないでしょ」といきなり怒られてしまいました。良い展開です。いきなりトップにアタックした甲斐があったと言うモノです。
 長々と解説していただきましたが、こんな『お作法』以前の些末なコトを問い合わせてくる人が少なくないようです。「何でもマニュアルになってる訳じゃないんだから、人の行為には自然な行いって物があって。それはわざわざどんな理由だって考えるようなことじゃない」そうです。ごもっともです。
『神様に対する行いなのだから、真剣に心と力をこめれば自然と声は出る』と言うことです。説明していただいた職員のお名前聞く余裕がありませんでした。ありがとうございました。

 では次に、現場サイドからの意見もきいてみたいと思います。熊谷組にきいてみました。休みで時間があるものだからロクなコトやりません。

?熊谷組広報担当者打ち合わせ中?

 え?と。それでは、私なりの『いろいろこじつけてみる』考察をやらかしてみたいと思います。全く無責任に思いつきを書きますので、読みたい人だけ読んでください。
 あ、その前に。神社庁のHPに載っていた地鎮祭の作法だと、単に鍬入れするだけじゃなくて、『鎌入れて、次にクワ入れて、そのあとスキ入れて』と順番にやることになっています。
 ……でも、これだと更地から農地ができてしまうのですが。スキ入れた溝に捨てコン打てば良いんですか? あ、いかん。ゴチャゴチャ考えてはダメなんだっけ……。

 え?と。まず「えいっ!」ですが。日常生活でこんな気合いを発するのは、砂浜でのスイカ割りぐらいでしょうか。砂がつきますから、下にビニール敷くのはお忘れなく。
 日常生活を離れますと、「鋭! 応!」などと剣術の気合いがあります。滝行なんかで水に打たれながら「えい! えいっ!」と印刀を振っているのがありますが、あれはケガレを払うことよりも、体温が下がってトランス状態に転落することを防ぐ実用的な意味があるそうです。
 払うと言えば、一番強力なのがご存じの『九字』です。『臨・兵・闘……』と縦横に手刀を振るあれですね『早九字』と言います。早くない九字は、印を一個ずつ組んで行います。でもあれは神道じゃなくて密教です。念のため。
 で『早九字』の民間用法ですと、九字を切ったあとに「テぇぇ?っ!」とすごい雄叫びを放つそうで、それで家の良くない場所を清めたり封じたりするそうです。
  
 その『雄叫び』なんですが、大辞林ひいても「勇ましい叫び声」としか載ってないのですが。これ、実は言葉を取り違えています。え?と、古事記古事記……。
 スサノオがアマテラスオオミカミに別れの挨拶をしに行ったところ、アマテラスはスサノオが国を奪いに来たと勘違いして武装して迎えたそうです。「稜威(いつ)の雄健(おたけび)を奮わし、稜威の雄詰(おころび)を発して」と書いてます。
 『おたけび』は姿形を指して、『おころび』が威嚇の大声を指しています。いいですか皆さん、明日からはちゃんと『おころび』を上げてください。
 
 え?と……。毎度のことだけど、だんだん関係なくなってきたぞ……。
 すべて気合いの声を発するのは、『何か』を切る時に行われています。それ頭において、元々の地鎮祭を順番に見ていきますと……。

青竹立ててしめ縄張って(実はこの時点ですでに場所の『清め』は完了している)。

神様に来て頂いて

その神様にお供えして

神様を祝詞で称えて

土地の神様にもお供えして

鎌やらクワやらスキやらで土地刻んで

土に「鎮物」埋めて

玉串お供えして

「来てもらった」神様にお帰りいただく

お供えをみんなでいただく

 よそから神様呼んで、最初からいた土着の神様を封じちゃったように見えますね?。何だか『国譲り』みたいです。

 鎌で藪を刈り取って、クワで耕して、スキで畝を作る作業は黙々と行われる仕事で、いちいち「えい!」なんて気合いは入れてられません。
 ってコトは、現在の「えいっ!」とクワを入れる儀式は何かを断ち切るための法ではないのか? と疑問が浮かんでまいります。今や白神山地みたいな国立公園でもない限りバージンの土地なんて残ってるはずもありません。特に京都なんか、平安京からもう1200年同じ場所であんなコトやこんなコトやってますから、土地に何が染み込んでいるのやら知れたものではありません。
 そのまま土地を使うなんてとても危なくてできませんから、『神様の力を拝借して土地の因縁をリセットしましょう』で、「えい! えいっ!」と切り払う。
 『土地を清めて無事故を願う』のは確かでしょうが、それは現在では土着の神様ではなくなって、土地にくっついている『いろんなイヤなモノ』を切り捨てるための“破邪の法”の意味が強くなってしまったのでのではないでしょうか?

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コメント

師匠地鎮祭って未体験なのですが、タイトルからすると、ずうううっと、えい、えい、えいって言い続けるもんのようのに思えますが、そんなに体力のいるもんなんですか。

ひろぽんさんどうも?。クワ入れは「えい!えい!」と2回が標準のようです。柔らかく積んだ土にクワを入れますので、そんなに力は要らないようです。でもほとんどお祈りに近い行為ですので、天地に聞こえるように元気よく声を出すのが良いようです。

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