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2006年9月27日 (水)

とんでも雪隠

 あちこちで金木犀が満開でして、近所の路地なんか両側の家で咲いているものだから、もの凄い芳香が立ちこめていました。昨日の風雨でかなり散ってしまったでしょうけど……。
 金木犀と同じ頃に咲くのが彼岸花。幽霊花とも呼びますが、その年の夏の気温によって咲くタイミングが変わるらしい(本気で本を作りたいと思った日々)。そう言えば、松江城のお堀端では色違いの彼岸花が咲いていました。

 船の上から撮ったので、イマイチな写真ですが……。
 で……。金木犀と言えば昔は『厠の木』だったそうで、強烈な芳香によるマスキング消臭ですな。昔のトイレ用消臭剤で、正に“キンモクセイの香り”の製品がありました。甘すぎる香りなので今はあまり好まれなくなったのか、見なくなりました。
 日本のトイレ文化ってのは非常に独特なモノだそうで(livedoorファンキー通信)、過剰な清潔意識が作り上げた傑作とでも言えるのでしょうか。記事で紹介しているTOTOの写真なんか非常に無機質です。まあ、たぶんショールームの写真なのでそう見えるのでしょうけど。
 最近の建売住宅でも、デザイン重視の家ですと、浴室の脱衣所+洗面所+トイレが一帯の空間になっていて、トイレは仕切だけのドアなしになっているモノを見たことがあります。よほど優れた換気システムか脱臭装置が付いているらしい。
 私は狭いトイレに慣れちゃってるので、あまり広くて開放的なトイレは落ち着きません。広いトイレと言えば、大学で東京に出て初めて入った下宿みたいなアパート。共同トイレでしたが、1階は私だけでしたので専用でした。それが実に広かった。酔っぱらってそこで転がって寝てたことがあるくらい広い。
 もっと広かったのは昔の軍艦のトイレだそうで。ドアなし、仕切なし、天井なし。甲板の端っこにお尻がはまる穴があいた板を置いただけ。それも1列10人用。さすがに新兵さんたちは使う度胸がなく、しばらくの間便秘が蔓延するそうです。
 この間お世話になった『玉井館』のトイレもなかなか意表を突かれました。廊下から、引き戸を開けると1畳の“踏み込み”そこから襖で2畳ほどの“前室”正面の襖を開けると8畳の客室なのですが、右手に短い廊下があり、洗面所とトイレにつながっています。何しろ建てられて1世紀近い宿屋ですので、あまり明るい空間じゃありません。洗面台は最新のユニット式が取り付けられていて、非常に奇妙な景観になっていました。
 で、トイレ。建てられた最初は、たぶん共同だったのではないかと想像されます。だって、その?。何だ……。2階客室から『ポットン式トイレ』のぶっとい配管を通すような構造は読み取れませんでしたから。それに、お部屋全体のレイアウトが何となく奇妙な感じでした。
 便器もやはりシャワートイレが付いていまして、古びていながら心地よい清潔感を感じる空間になっていました。風情のある障子の小窓がついていまして、それを開けますと……。

 直通で玄関ロビーを見下ろすことができました。(ぎゃぁぁぁぁ)

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コメント

たびたびすみません.トイレの異臭の件,コメントが長文すぎて届いてないのでしょうか.ご返答,首を長くしてお待ちしています.

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