« 人類の災転 | トップページ | 周辺食環境 »

2006年9月 2日 (土)

生還用非常紅茶

 ひさびさに、土曜の完全休日でございまして。床屋に行って今戻ってきました。昨夜は気温も湿度も低かったおかげで、一度も目覚めることなく眠れました。やはり睡眠はこうでなくてはいけません。私のイビキで奥さんの睡眠を妨害しているようですが……。
 新聞の広告チラシなど漁っております、非常食の売り出しなんか……。さすがに、エコスも旧ダイエーも載せています。ドンキホーテも『非常・携帯用サクマ式ドロップス』など目立つ場所に載せています。しかし、非常時でドロップスなど口にするってのは、かなり極限に近い追いつめられ様なような気がします。まあ、それは良いんですが……、缶カンパン少し買っておこうかな。

 この『カンパン』ってのが不思議なモノで、非常食のイメージが強いのですが、スーパーのお菓子売り場に、袋入りのカンパンが普通に置いてあります。ってコトは平時でも需要があるのか? それとも世にはカンパンを常食なさっている人がいるのか?
 しかしこのカンパン、元祖は江戸時代に軍用の非常携帯食として開発されて、日清戦争の時に軍によって再度研究開発し直されたって言うから凄い。最初から非常食以外の何物でもない。航海用に普通のパンをさらに焼き固めた『ラスク』や『ビスキュイ』とは似て非なるモノと言ってもよさそうです。詳しいことは三立製菓のHPを見てください。
 さすが長年研究を続けて来て、しかもバトルプルーフ(実戦で使用された実績)がありますから、100グラムあたりの栄養価が凄い。これと水さえあれば1週間や10日は充分生きていける。でも水だけじゃ味気ないからって、お茶ならいいけどコーヒーは飲んじゃダメですよ。あれは利尿作用があるから、ムダに水分を失ってしまいます。
 実際に、アメリカ製の登山用サバイバルキットには紅茶のティーパックが入っている製品があるそうです。でも、よく考えてみると『山で遭難した時に何で紅茶なの?』と首を傾げてしまいます。
 しかしこれが、実によく考えられたキットでして。紅茶は、このキットを使わざるを得なくなった状況で一番最初に使われるべきモノなのです。具体的な使用法はこう。
 
 冬山で、吹雪に巻き込まれたか仲間とはぐれて、完全に道を見失ったとします。歩き回って時間を食い、とうとう日が暮れてきた。このままでは凍死が待っているのみ。
 一夜を安全に過ごすにはシェルターを探すか作るか、とにかくどこかに潜り込む! 自分が入り込める場所を確保したら、すぐにストーブ(コンロ)出して、カップに雪詰めて、火にかけてお湯をわかす。お湯が沸くのをじっと待ち、砂糖が入った熱い紅茶をゆっくりすすります。
 作業と紅茶で体が温まり、気付かない間に低下していた体温を取り戻してくれます。こうなったら慌てたところでどうにもなりません。紅茶を飲み終わる頃にはテンパっていた頭も冷静を取り戻し「さてと……。手持ちの食料で何日食いつなげるかな……」と、生還するための作戦を練ることができるようになるのです。

« 人類の災転 | トップページ | 周辺食環境 »

ニオイも香りも関係ないコト」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1489635/39731128

この記事へのトラックバック一覧です: 生還用非常紅茶:

« 人類の災転 | トップページ | 周辺食環境 »

2016年5月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

最近のトラックバック