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2006年9月12日 (火)

ロルカの詩

 昨日は『第20回におい・かおり環境学会』の第2回委員会でして、「特別講演のゲストとして誰に来て頂くか」でかなり時間を食いました。学会として興味をそそられる人物でも研究内容を良く見てみると、においにも香りにも遠い題材だったり。他の学会で目を引く発表をなさってても、それ1回こっきりだったり。なかなか「絶対、この人に頼もう!」というお方は出てきません。
 結局今回は『お線香』の専門家に来て頂くことになりまして、若干アロマ寄りの特別講演になりそうです。
 学会の会議が終わったら引き続き『測定評価部会』という、三点比較式におい袋法の測定技術について、いろいろと研究を行っている濃?いグループの会合にも出席。学会よりこっちの方が居心地良かったり。所詮技術屋ですから。

 で……。話は全く関係なく、スペイン内乱はまだ続いていたらしい(excite)。ついこの間宝塚宙組公演で“NEVER SAY GOODBYE”ってロバート・キャパをモデルにしたお話しを観たばかりなのですが。
 ファシスト反乱軍に立ち向かう国際旅団(国際義勇軍)の奮戦が有名ですが、これは多数の戦場カメラマンとジャーナリスト(&作家)が居たからこそ、今だにその姿が伝えられているんだな。人民戦線の実態が結局コミンテルン(共産党)だったとしても……。
 以前のエントリーで『トレンツ・リャド』という画家についてちょっと書きましたが、その中に“ロルカの詩”という一連の作品があります。今回の騒動の発端もその詩人ロルカを題材とした演劇なのですが、リャドの画を見た瞬間に、『これは、死んで行く人間の視界だ』と感じました。急速に窄まっていくぼやけた視界。遠く、日のあたっている場所だけがようやく浮かび上がって見える。

 リャドの画はこれ以上ないほど独特で、このロルカの詩以外の作品でも、キャンバスの外周を塗りつぶしてしまい、窓のようになっている作品がいくつもあります。
 たぶん、リャドはそこを見なかったのでしょう。

 もうひとつ、人民軍と政府軍が戦ったのが第一次大戦前の普仏戦争末期のパリです。『パリ・コミューン』と呼ばれています。マルクスがコミューン戦士を擁護する著作を書いていますが、パリ・コミューンはスペイン人民戦線ほどには評価されていません。
 パリを包囲したプロイセン軍、プロイセンの手先となってパリを攻撃してくるフランス共和国政府軍との絶望的な戦いが有名ではありますが。カメラは発明されていたけど、まだ戦場カメラマンがいなかったから。
 ではなく、コミューンの所行を考えると、武装した暴徒の集団でしかなかったからでしょうね。ロクな裁判もなしてフランス軍の将軍2人を処刑してしまった時に、コミューンの正当性はなくなってしまいました。

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