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2006年9月20日 (水)

鉄味紅茶

 昨日『テータレ』(マレーシア紅茶)のことを書いたら、そのお隣のタイ王国が何やら揉めております(産経iza)。タイがタイヘンなんて言ってる場合ではなさそうです。しかしいくら揉めて流血の惨事が起こっても、国王退位と誰も言い出さないところが何とも特異でございます。
 何しろプミポン国王は、世界でも残り少なくなってしまった『神王様』です。王様が市中を行幸なさると、国民が跪いてお金を差し出すそうです。お賽銭ですな。
 そんな王様ですから、『退位』なんて口にしようものならその政権は全国民から漏れなくそっぽを向かれること確実。「王様がご健勝であらせられる限り国は安泰」なんでしょうね。実態はどうあれ。

 で……。何だっけ、昨日書きそびれたことが結構ありまして……。あ、昨日は結局終日トリビアの撮影でした。トリビアも最終回になるので、普段なら断るようなシーンもサービスして受けました。受けてやっぱり後悔しましたけど……。でも、これでボツったら目も当てられない。
 え?と。ロシアまでは行ったんだよな、紅茶の話。ぼちぼち朝が涼しくなると、うちでも朝紅茶のシーズンになります。私は“カレルチャペック紅茶店”のアールグレイが定番です。昔は輸入品の、リプトンやブルックボンドの業務用100個入りティーパックなんか買っていましたが……。
 この、リプトンやブルックボンドのスタンダードってのがある意味秀逸でして。茶葉のできってのは毎年違いますし、天災や紛争なんかで前年の地域から茶葉が入ってこなくなる事態だってあります。その、毎年入荷してくる膨大な量の茶葉を組み合わせて、必ず同じ香りと味を作り出すのが『テイスター』の鼻と舌。
 でかいグラスにそれぞれの茶葉を入れ、熱湯をどーっと注ぐ。色と香りを見てから、匙ですくって口に含み、すぐに吐き出します。いちいち飲んでたらお腹ダボダボになっちゃうから。口の中に残る香りを覚えて「これを何割、あっちを何割……」と決めていくのですね。一度経験してみたい。
 紅茶も緑茶も、抽出したら葉を捨ててしまうのと、葉を入れっぱなしにする方式があって面白い。まあ、茶葉の質と加工の方法にもよるのでしょうけど。サモワールのポットはどうやら入れっぱなし。英国式も一応入れっぱなしですね、すぐに注いじゃうけど。
 英国のお茶でも凄まじいのは、陸軍の紅茶。IRA暫定派が休戦する前の北アイルランドでは、英国陸軍が常駐して街中の治安維持パトロールを行っていたのですが。いつどこから銃弾が降ってくるか判りませんので、当然装甲車が出て行きます。
 『サラセン』って旧式の装甲車ですが。飛んでくるモノが銃弾じゃなくてロケット砲になるだけで、たいした役にはたたなかったそうです。でも兵隊さんには非常に重宝がられたのは、車体の後部に『ノルウェーコンテナ』って容器が取り付けられていて、そこに熱い紅茶が2ガロン入っていたから。これが午後には渋くて飲めたモノじゃないって言ってましたから、恐らく茶葉は入れっぱなしだったのでしょうね。

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