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2006年12月31日 (日)

混沌の天獄

 大掃除をほったらかして、中央線?りんかい線を乗り継いで米澤氏の追悼会場に行って参りました。すでに会場には数十万人の参列者が詰めかけ、献花のために設けられた祭壇に向かうエスカレーターは、絶えることなく人の波が波が波が……(以下略

 まあ、この人波に混ざり込んで行っても、企業ブースとコスプレ広場があるだけですので私には縁がない。
 晴海時代の企業フロアは『炎獄の新館2階』と呼ばれまして、夏は必ず室温40℃を超す、素敵な空間でした。そこで確か『ラピュタ』の宣伝を見た。今やコミケに商品満載したトラックでやってくる企業は100社を軽く越えて、毎日新聞やTBSまでブースを構えています。
 まあしかし、こんな歳になってもやって来ているとは……、思ってたけど……。やっぱり、予想通りに来てるな。来る場所が変わっただけだわ。
 何しろ、3日合わせて来場する人の量もハンパじゃなければ、自分たちで作った本を持って参加するサークルの数もハンパじゃない。およそ3万5千サークルが自分たちで本を作って来ます。中には数千円かけてコンビニのコピー機で印刷した本もありますが、マックを使えば商業誌と区別付かない本だって今は作れちゃう。安めに平均出して、1サークル2万円と見積もってみますと……。

7億円

 それでも7億円。原価で売ってるところもありますが、倍は付けて売るでしょうから。ありえないけど全て売り切れたとして14億円。実際に動く金はひとケタ違いますけど……。
 スゴいことになっちゃったな?。
 まあそれはそれとして。コミケ本の醍醐味は何と言っても『だれがこんなモノ本気でやるんだ?』って本が作られていること。

 全国の遊園地にある遊覧鉄道っていうか、線路の上を走るモノ何でも見にいっちゃった本とか。廃線の上をどこまでも歩いて行っちゃう本とか。ダチョウの卵料理のレシピ本とか……。
 一番笑えたのがこれ。

 『ニュータイプ』ってアニメ雑誌のマネなのだが、やり様がハンパじゃない。

 広告から記事まで、完璧に作り込んであります。しかも、脱力するほど笑える情けない企画で。

 ここはホンモノだと、DVDやCD何かの売り上げランキングの紹介なのですが、上の方の写真で作ってるウソ企画のDVDなんかで占められています。このページ構成が、印刷会社で検査の仕事をやっている女房に言わせると「ほとんど完璧」なのだそうな。すばらしいヲタ根性! 日本のヲタ文化の底の深さを伺わせてくれます。

 そこいきますってぇと、後発の某国は。ちょっと待てって感じのモノ作ってますが……(朝鮮日報)。
 まあ……。インスパイアって言うか、マネってのも始めの頃はしょーがないとは思いますが……。『世界初の武術ロボットアニメーション』ってナニよ? 『闘将ダイモス』って知ってる?

 それより……。そんなもの街のど真ん中に立てるな! こっちが恥ずかしいじゃないか!

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コメント

臭気判定師匠様コミケ!ウチの旦那が盆と年末にいつも東京出張なのは、このにっくきコミケのせいです。お客様である広告主様の、企業ブースのお手伝いですが。実はアタシも、1回だけ同人誌を売るお手伝いをしたことがありまする。夏だったのですが・・・イヤァな臭いが立ち込めていましたヨ。強烈なコスプレーヤーさん達の奇怪な行動に目を奪われっぱなしで、ほとんど仕事になりませんでした。・・・それで師匠はテッチャンなのですか?

うひゃ?。よりによって夏の企業ブースですか!shock絶対に近寄りたくない場所です。ご愁傷様でした。全く初めてのヒトが、予備知識なしで行くと。人間の数と、あまりな行動規範の落差に脳がフリーズしてしまいます。私は『ミリタリー』と『鉄』と『何じゃこれは?』な本を拾って、2時間以内に有明を離脱。コミケなんか知らないような顔をしてそこらで食事して帰ります。

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