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2007年6月 3日 (日)

じっさいにやってみた。

 以前からやろうと思っていながらなかなか実行しなかったコトを、この際だからやってみました。
 ず?っと使っているフライパンのテフロンコーティングが劣化して、焦げ付きができるようになってしまったもの。
 水はって、重曹を大さじ1杯。しばらく放置してから火にかける。沸いてくると、ただの水より激しく沸騰しているように見えます。これは重曹(重炭酸ナトリウム)が熱分解して二酸化炭素を分離させているのですな。残った水の中では重曹が炭酸ナトリウムに変化しています。

 コゲに浸透した重曹が、熱分解するときに出す二酸化炭素でコゲを剥離させるのでしょうな。本当ならそのままひと晩放置しておくのが理想的らしいのですが、晩メシにマヒマヒ(シイラ)のムニエル焼きますもので、すぐ使ってみる。
 おお。焦げ付かずにキレイに焼けます。バージンオイルたっぷり敷いた効果があるのかも知れませんが、コゲ付くことなくキレイに焼き上がりました。
 冷えたチリワイン“アナケナ・ソーヴィニヨンブラン”にも良く合います。そう言えばこのワイン、コルク栓じゃなくて柔らかい樹脂の栓がはまっています。コルクと違って、途中で千切れる心配がないからこっちの方が良い。それに、最近はコルクによるワインの品質劣化が議論になっているらしいですな(excite)。
 で……。まだ本調子ではないモノので、ワインを炭酸割りして飲んでいたりする。昨日の夕食、やたらに二酸化炭素が発散していました。
 これわいけません。これでは地球を『温暖の惑星』にする後押しです。南極の氷が溶けると、氷で封じられていた禁断の井戸から、恐ろしい“井戸の怪物”が出現してしまうと言う都市伝説があるそうです。何を言っているのかよく判りません。


 そんなワケで『そらべあ』への罪滅ぼしに、洗剤を減らした洗濯を試してみたりする。『内モンゴル天然重曹』ですか? トロナ鉱石から精製したら原産地がどこであれただの重炭酸ナトリウムなのだが……。どこの海水を原料にしても『精製塩』作っちゃったらそれはただの“塩化ナトリウム”だってのと一緒だな。

 『天然の重曹を含んだトロナ鉱石の採れる鉱山は地球上に少なく……』ってメーカーが言っていますが、実は中南米にもいっぱいあります。しかも露天掘りでバカスカ掘れちゃうから、稀少でも何でもないんだな。ホントに稀少だったらこんな価格で流通するはずがないでしょ。それからアンモニア合成法って天然より高くつくから、少なくとも日本国内じゃ生産してません。

 で……。洗剤の量を半分の7グラム程度手動で入れて、半分は重曹を入れてみる……。比重とか嵩密度まで調べるのが面倒くさいから、完全に容積だけで計る。漂白剤とか柔軟剤は使わないで洗濯してみました。
 調べてみると『漂白剤を一緒に使うと良い効果が出ます』って書いてるところがあったが、漂白剤が2種類存在していることに触れていないぞ。
 『ハイター』みたいな塩素剤を入れても何の意味もない。つまり重曹使った意味が全くなくなります。同じアルカリだから反応しないし、重曹による洗剤のPh調整もチャラになってしまう。
入れるならコレ↓です。(花王HPより)

※ここ、HTMLコードが貼れないので、写真だけ拝借しました。
 同じ花王の『ハイター』って名前がついてますが、こちらの漂白成分は『過酸化水素』って酸性の液体。オキシドールですな。これがアルカリと接触すると酸素ができます。
 塩素のハイター(青い容器)が酸性のものと混ざると危険な塩素ガスが出ちゃいますが、こっちは安全。

 とりあえず、洗剤の重曹割りでシャツとか洗ってみた。
 ……何か、シャツがやたらゴワゴワしてるな。形状記憶なのにシワが取れないのですが……。綿100%のは洗剤だけと遜色ないけど。
 まあ、合成洗剤の使用量が減るのは良いことではあります。しかし、ブログ検索で調べると、ものすごい数の重曹洗濯の記事がヒットします。それだけ重曹がいろいろ使われているってことですが。こうも大量の重炭酸ナトリウムが消費されていると知って、ちょっと気になり始めたコトも……。
 
 最近の大型マンションではディスポーザーが設置されていまして、当然その生ゴミ入り汚水を処理する設備がマンションにもくっついています。
 洗濯の水なんかは下水道に流れて、大量の汚水でもって薄められてしまいますから問題はないのでしょうが、ディスポーザー排水は量が少ない分重曹によるPh変化をモロに受けてしまいます。
 処理設備の中ではバイオが粉砕生ゴミを処理しているワケですが、こいつらが大量の重炭酸ナトリウムの猛攻に遭ったらどうなることやら……。そう言えば夏前だってのに、マンションの浄化槽やら水処理の臭気相談が来てるな……。念のためにPh試験紙買っておこう。
 くれぐれも、使いすぎには気をつけてください。家の中は重曹で無臭化できても、外が大変なことになるかも知れません。
 特に、戸建てで浄化槽を使っている家の方、流すときはクエン酸か酢で中和しておくのが無難かも知れませんよ。

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