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2007年11月28日 (水)

高温高速でかかれ!


 え?。また何やら面倒な実験をやっております。実際に手を動かしているのは大嶋なので、私は横から段取りなんかを手伝う程度なのですが。ちなみにラップを被っているビーカーに入っているのはアンモニア水です。
 ちなみに。ウチで依頼を受ける実験ってのは、決まった方法が定まっていないことが多いです。実験の方法から考えなくちゃ行けない。
 レシピなしで料理を作らなくちゃいけない。しかも、その求められてる料理がどんなシロモノなのか誰も解らないって、あんまりな状態もあります。
 
 レシピと言えば。肉じゃがを作るときには、水を加えてはいけないそうです。帝国海軍の『海軍厨業管理教科書』ってのに書かれてます。実際に作ってみた記事はこちらラノ漫)。
 何でいきなり『肉じゃが』に話が飛ぶかって言いますと。昨日おでんのことで思い出話になってしまい、肝心の肉じゃがにたどり着くことができなかったのですな。実はおでんの話はマクラだったりして。
 で、その『肉じゃが』。東郷平八郎さんがイギリスで食べたビーフシチュウを海軍の厨房で再現しようとした結果できあがった珍料理だったってコトは、一部で有名らしいです。

 「牛の肉と。葱と馬鈴薯と……、人参も入って。こう……、茶色いえらく濃いタレがちょっと絡めてあってな……」とでも主計課の士官に説明したのでしょうか。
 で、その士官は下士官に「牛肉と葱と馬鈴薯をちょっとの茶色い汁で煮たか何かした物を作れ」と命令したのでしょうか。
 さらに下士官は主計兵に「牛肉と葱とイモを茶色い汁で煮絡めろとよ! さっさとかかれ?! バカ野郎! 茶色だから醤油に決まってる! グズグズするな!」と伝言ゲームで軍隊式高速調理を行った挙げ句にできてしまったのではないかと。

 完成品を試食なさった東郷さんが、どのような感想をおっしゃったか知りたい所ですが。恐らく部下の立場に配慮して。
「うむ……、そうそう。こんな感じだったかなぁ……」と苦笑しながら召し上がったのかも知れません。

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