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2008年2月29日 (金)

安全のニオイ

 大急ぎで仕事片付けて大あわてで大井町まで走って、臭気対策セミナーを聴講。2日目は畜産の臭気問題と対策です。
 畜産と言ったって、田舎ばっかりの話じゃありません。最近はどこも開発されちゃって、住宅地がどんどん農地に向かって押し寄せてくる。するってーと、今まで山や林で防がれていたニオイが新築住宅を直撃。臭気判定士の出番になります。

 農水省や畜産環境整備機構の方もいらしてましたが、ニオイ問題について農家・自治体・住民で三者協議を開いても「住民が聞く耳を持たない」ケースが少なくないそうだ。
 「とにかくクサいから養豚場は出て行け!」としか言わないヒトは、中国から輸入した肉でも食べさせたら良い。
 食の安全を叫んでいても、その安全な食品がどこでどーやって作られているかについて全く考えようとしないんだな。世の中はいろいろ繋がって成り立っているってことを理解しないんだもの。

 根拠もあやふやな“こーしたら病気にならない”なんて情報に踊らされて牛乳飲まなくなって、そしたら売れないものだから農家が生産量を落とす。そしたら乳製品原料が足りなくなって値が上がる、そしたら安い製品に原料乳が行き渡らなくなって。ほらみろ、あんたの子供の給食から国産のバターがなくなった(msn産経)。

 時々うっすら臭う程度なら、「あそこで豚を育てているから、安全なトンカツが食べられるんだ」と思えば気にならないと思うのだが。
 西武拝島線の某駅では、近くにあるタイヤ工場からの排気で年中町中がゴムくさい状態です。でも誰も文句は言わない。その工場で町が持ってるから。ニオイなんて、そんなものでもあるんだな。

 時々このブログでも紹介する『GB610』ってバイオ剤があるのですが、その製造元では餌に混合して豚さんのウ○チを最初から臭わなくさせる製品もあります。臭気対策に気を使わなくて良いので、農家にとっては非常に楽で良い製品だと思うのですが、普及しません。高いから。
 1キロ数百円の物でも、ぎりぎりでやっている農家にとっては高い買い物なのですね。一家が食べていくのがよーやっとって農家だって少なくはないらしい。それでもやめないのは『作る喜び』があるからだとか。

 食品をムダにしているのは流通市場と一般消費者で、農家じゃありません。『米の作りすぎはムダ』なんて農政が言うことか? 穀物は世界的に不足してるじゃないか。



大井町線の近くって?

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