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2009年1月26日 (月)

純真無垢は、罪である

 農作業の翌日は観劇でした。

 ……それはそうと。やはり調子良くありません。集中力希薄です。作業は別としてデスクワークがどうにも“手に付かない”状態です。これでわいけません。
 もう1時間睡眠を増やすべきなのか、風邪予防には8時間の睡眠が一番だそうですが。
 ちなみに睡眠が足りないとこのような症状が出るらしいです(Gamenews)。何か「1.」を除いて全部当てはまってます。有給取るか……。あ、もう今週予定が埋まってる……。

 で。観劇。

 脚本・演出『押井守』の“鉄人28号”です。女房が千秋楽のチケットを取ってくれました。東京モノレール天王洲アイル駅ですが、人がいません。
 5列目13・14って凄く良い席があっさり取れてしまったのですが。客は入っているのか、やや心配になります。

 天王洲銀河劇場まで行きますと、ようやく人が混みはじめました。

 この。マスクの方が押井監督。言っちゃ何ですが、いつ見ても風采の上がらないこのような格好です。アカデミー賞を授賞することになっても『これ』だったら尊敬します。たぶん会場に入れて貰えないけど。

 押井守氏が書く作品の登場人物と『その世界』は、「何かが欠落したまま、ここへ来てしまった」で始まります。
 しかしストーリーは、その“欠落したモノ”を求めるのではなく「このまま生きていくしかない」で、全て歪みを抱えたまま動いていく。当然、話が展開するほど全てが歪んでゆがんでねじ曲がって行きます。

 『攻殻機動隊』や『アヴァロン』、『スカイ・クロラ(まだ観てない)』はシュールであり過酷な世界を淡々と描写していますが、この監督はギャグも凄く上手い人です。

 今回の『鉄人28号』↑です。兵器であることを重視。でもまるで蒸気で動いていそうな雰囲気も漂います。
 でもどう考えたってパーシングの90ミリ砲弾喰らったらひっくりこけるな。モビルスーツやATみたいに重心低くないし。
 これの『実物大』をステージに置くために、ステージの構造を強化しなくちゃいけなかったって言うから凄いです。

 東京オリンピックのために急開発される東京。その残された『荒野』たる湾岸の埋め立て地で繰り広げられる、愚かしくも切実でもある捕り物から始まるこの『押井鉄人』。
 主役は鋼鉄の巨大ロボットではありません。あまりにも『はかないもの』を巡ってのお祭り騒ぎ。

 そして、『純真無垢』とはだれの心だったのか……。

 次は大阪『シアター・ドラマシティ』で2月5日〜8日までの公演です。


1/27追記:もしストーリーを知りたい方がいらしたら、こちらサプリメント屋のヌードカラー)をご覧下さい








メカと暮らす

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コメント

つい最近TVK(神奈川TV…ローカル…)でこのお芝居のCMを見たのですが…もう終わっちゃったのですね。残念(苦笑)スカイ・クロラ。絵と色(配色)と音楽の兼ね合いが非常に好みでした。2月にDVDが出るのですよね。ちょっと気になってます。

がらさん毎度です♪監督自ら「変な舞台」を目指していらしたそうですので、万人受けする作品ではないようです。目の前でお二人客が寝てたし……。

ははは、寝てたんですか?!それはますます気になる舞台でしたなぁ(笑)

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