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2009年5月31日 (日)

秘密の猟者


 え〜、臭気判定士。今日は無人のオフィスでニオイを追っております。フロア全体をくまなく調べるとなりますと、やはり社員の方がいない休日に来るしかありません。
 30m×80mの事務所内の通路を『あみだくじ』状態で歩き回って、ごくわずかなニオイの変化を拾い出します。10程度のセンサー反応の上下とニオイ質の変化が頼り。
 発生場所ではそこそこ強いニオイであっても、こう広いとすぐ近くまで行かないと感知できない恐れが大です。ひたすら集中して観察&観測を続けます。

 心持ち下向きで『そろ〜っ』と音もなく歩きますので、知らない人が見たらかなり怖い光景です。

 こちらの現場、さんざん測定業者に成分分析を依頼したり、消臭の作業をおこなったりしていますが全然解決できません。『何が出ているか』ってところばかりに目が行っちゃって、『一体どこから出ているのか』って方が後回しになってしまっているためです。

 ニオイの成分ってことで良く質問されるのが、「ニオイの成分が判れば原因が何であるか特定できますか?」なのですが。

 残念ながらほとんどムリです。

 工場なんかで『使っている原料が漏れていないかどうか』を調べるならそれでもOKですが、『何が原因で何が出ているのかまったく判らない』ような現場では時間と費用をムダにしてしまう恐れが大です。

 『ニオイがどこから出ているか』ってところをまずはっきりさせてしまうのが一番早くて確実なんだな。


 あ、見つけた。ここから何か出てるぞ。有機溶剤系だな。やはりスタッフの人たちが予想していたのと、事実は大違いでした。

 やっぱり一番最初に私が調べていれば、こんなに時間と費用をかけなくても済んだんだけどなぁ……。




素早く正確に!

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コメント

師匠、どうも。やはり、餅は餅屋 ですネ。通勤途中に30mほどの飲み屋街を通るのですが、朝にはどぶ臭さ、夜は食べ物と酒の臭いです。どぶの臭いはどこへ・・・って、どこにも行ってないのですよネ。

バトラー先生にゃぢの膀胱炎はほぼ治ったようです。いちお用心のためにあと2日ほど抗生物質投与してみます。お店の「ドブくさ」は、水場の使用と換気扇が動いているとすぐに散ってしまいます。でも排水まわりの『油脂泥』掃除を怠っているともの凄い臭気が出てしまいます。実際そのニオイで廃業しちゃったラーメン屋があるくらいです。

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