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2009年5月20日 (水)

異臭酸っぱいラル


 え〜。気温が『82.0』とか表示されていますが、これはファーレンハイト(華氏)です。華氏32°が摂氏の0℃です。あー面倒くさい、誰だ設定いじったの。自分か。
 何で華氏がこんな変な数値になっているかと言いますと。ファーレンハイトさんが自分の体温を『100度』ってことに決めちゃったからなんだな。ちなみに『華氏451度』で本は自然発火します。

 家の中でなにを難しいコトやっているのかって言いますと。

ゴミ部屋の被害状況を調べているんだな。

 詳細は非常〜〜に込み入った話ですので割愛しますが。

この私が吐き気を催した

 のですからたいした物です。

 臭気判定士を怯ませるとは凄いぞ、あっぱれ褒めてとらせよう。多分立ち退き命令が出ちゃうだろうけど。

 え〜。それで、壁内の排水管が壊れてニオイがしみついちゃった『Kさん』からメッセージが来ています。要点だけ抜き出し。

水周りのリフォーム、トイレの石膏ボード交換消臭壁紙に張替え等、いろいろやりましたが、相変わらず臭います。

しかしながら、他の人は「気にならない」と言います。

臭いの感覚には個人差があるのは解ります。

私にとっては大変不快な臭いでも他の人に平気なものなら我慢するしかないかな〜?とも思います。

臭いを客観的に評価する方法は?
やはり診断士さんに見ていただくしかないでしょうか?


 ニオイ被害に遭ってしまった、また被害でないまでも長年にわたって悩まされている方に共通する感覚として、『気になっているニオイを無意識に探してしまう』ということがあります。
 ず〜っと気にしていたニオイに対策を行ってはみたが、『う〜ん。まだちょっと臭っているなぁ』という防衛本能のような意識が働くわけです。

 これが顕著になると“失調に出張する”で紹介した奥さんの状態になります。
 「微かなニオイを探してたどる」ってのは、私が調査で行う技術ですが。私はもの凄い集中力でもって鼻の感度を一時的に高めているのですな。たぶん。
 しかし『まだ臭ってる』と思う意識は、それを常時行っているに等しい物だと思います。
 2時間が限度のそんな異常な神経の使い方を常時やってたら、そりゃおかしくなってしまいます。

 神奈川の奥様の場合。もう明らかに“スパイラル状況”に陥ってしまっていました。もう『対策のために家を建てなおす』なんてことまで言い始めてしまったので、メンタルクリニックに行って状況を話し鎮静剤を処方してもらうようにアドバイスしました。
 服用を始めたらテキメンに「ニオイが気にならなくなりました〜」と報告がありました。やはり張り詰めっぱなしの神経が状況を悪化させていたのでした。

 さて『K』さんの場合。かなりの工事を含む対策を施していますが、まだニオイは許容レベルにまで低下していないとのことです。
 ここで問題になってくるのが、「気にならない」とおっしゃっているのが『誰であるのか』って点です。

 ご家族がそう言っているのであれば、もう多数決の原理。多い方の判断で妥協しちゃった方が良いです。薄いニオイであればあるほど、その対策は難しくなって費用もかさみますから。

 しかしご家族以外の人間が入って来て『気にならない』と言っても、私は参考意見程度にしか考えません。

 外の人間にとっては、ヨソの家のニオイ全てが『異臭』に類するものと感じられるから。

 これは『他の個体のテリトリーに入っている』という動物的本能が働いているのではないかと考えています。私は。
 なので、その異臭だらけの空気の中から特定の異臭を探し出すなんて技、普通のヒトにできるはずがありません。

 完全に客観的な判断を下せるのは、工事屋でも管理会社でもないニオイの専門家と言うことになります。……つまり臭気判定士。




収納、におい……間取り選びの失敗談50

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コメント

大変理論的で解りやすいご回答ありがとうございました。とても参考になりました。「弱い臭いの方がお金がかかる」との事。今後を決定するのに、かなり役にたつアドバイスです。いろいろ対処して、当初よりは改善しましたので、今は「弱い臭い」です。破損通気管の修理や部屋のリフォーム等、かなりお金をかけました。残る臭いは、先日のこちらの内容にもあった「コンクリートに染み込んだ臭い」だろうと思っています。それを消すには、より高度な技術が必要ですよね。これ以上、お金もかけられませんので、この先は、ひたすら換気と我慢で乗り切っていこうと思います。売主と不動産屋は、壁裏共用管の破損・日常生活にさしつかえる臭気を知っていながら売ったようです。しかし「中古は、現状を了解したうえでの売買である。そして、共用配管は、たとえ専有部分内にあっても、売主には関係ない」との言い分です。非常にハズレの物件を購入したしまった自分に後悔と反省しきりです。これから、中古物件を買い求められる方々にはくれぐれも「購入前に臭いに注意して!」ということを、自分の体験からお伝えしたいと思っています。

K様どうもです。「共用配管は、たとえ専有部分内にあっても、売主には関係ない」のは確かかも知れません。売り主だって破損を知らないで売ってしまっうことはあり得ますから。しかし共用配管の破損とそれに伴う緒損害の発生は、普通管理組合で加入している保険でまかなうはずですが……。その辺はどうなっていますでしょうか?確かどこかの訴訟で最高裁まで争われて、『専有部内の排水管は共用部分にあたるので、責任は管理組合が負う』って判決が出ているはずです。『共用配管が壊れた場合は住人負担』では、スラブ貫通部とかPS内の破損は誰も費用を負担しないことになってしまいます。『住宅リフォーム・紛争処理支援センター』はご存じですか?まだでしたら一度相談してみては?

教えて頂いた「支援センター」シッカリお気に入りに登録しました。壁裏の排気管破損は管理組合になおしてもらいました。でも、室内や石膏ボードにしみついた臭いまでは対応してくれませんでした。ましてやコンクリートにしみ込んだ臭いなんてどうしようもないでしょうね(--)こうなる前に、早め早めに配管等のメンテナンスをするべきだったのですよね。住民で構成する管理組合ではなかなかそこまで考えないだろうし。組合から管理料をとって利益を得ている管理業者が悪かったんだろうと思います。マンションの管理って本当にむずかしいものですね。築年数の古いマンションが増えていく今後、臭気判定士さん達のお仕事もドンドン増えていくでしょう。お身体に気をつけてがんばって下さいね♪

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