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2009年11月26日 (木)

焼却炉から100m

 久しぶりに“スマッチ!住まいの相談室”から記事を引っ張ってきました。『ほっこり』さんが投稿してくれた内容です。

 購入を考えている建売物件があり、内見に行きました。

 「好みの物件だ!」って思って窓の景色を眺めていたところ、もくもくと煙突から煙がでていたのを発見!銭湯?いやいや、営業の方に聞くと、ごみの焼却炉だとのことです。

 「まわりに住宅が建っているし、ここも基準を調べてのことだから問題ない」とのことでした。インターネットで調べると、ぜんそくのこどもが多いとのこと。しかし、これはちゃんとした資料ではないためわかりません。

 みなさんは、焼却炉のそばの物件、どう思われますか?(約100m弱離れてます)間取りや概観は好みでも、あきらめますか?ご意見をいただけると嬉しいです。

 さてこの場合。エントツから出ている煙ばっかり気を取られていてはいけません。なぜなら、『焼却炉』にはいろいろなものがくっついてるからです。

 まず第一にしなくてはいけないのが、他の回答者さんもアドバイスしてくれていますが、「何の焼却炉か調べる」ってことです。

 「○○清掃センター」とか「○○広域衛生組合」なんて名前であれば、そこのエントツから出ている「煙」は、ほとんど水蒸気だけです。よほど古い施設じゃない限りって条件が付きますが。

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 地方にある一般的な『清掃センター』ってのは、こんな↑建物です。最近の工場はエントツが四角くなって景観に溶けこむような塗装になっている。赤白のだんだら模様ってのは相当古い設備です。

 こんな工場ですと、そこを建てたゼネコンが常駐していて排気の窒素酸化物やイオウ酸化物、ダイオキシンなんかは常時監視しています。従って安心して良い排気です。

 でも「近所」に住んで問題になるのは「煙」じゃありません。なぜならエントツから出た排気は何キロも先に飛んで行って、いーだけ薄まってから地面に落ちるから。近所で一番困るのは工場にごみを運んで来る車、「パッカー車」です。

 都市部の大きな清掃工場になりますと、この車が朝の9時頃から夕方5時まで、ほぼ一日中出たり入ったりします。

 「車は来なかったけど……」と思ったら甘い。休日に内見に行ったのなら、ごみの収集が行われていなかっただけのことだったりします。もしそうなら平日の日中に付近の道路で1時間も様子を見ていればすぐ分かります。

 ごみの収集はやってもらわないと非常に困るありがたい仕事ではありますが、パッカー車の騒音とニオイは誰もが困る問題です。

 それから次に、100mって近距離になりますと。ニオイだけじゃなくて「音」の直撃があります。恐らくその「焼却炉」との間には植栽があって直接見えないようになっていると思いますが、植栽で充分に音は防げません。パッカー車のエンジン音、シャッターの開閉音、設備の稼働音などが伝わってくることがあります。これも平日の日中に来てみれば分かります。

 それから、清掃センターじゃなくて民間の焼却炉だった場合。それが産廃業者の焼却炉なのか。それとも何かを作っている工場の、自前の焼却炉なのかで話は大きく違ってきます。

 産廃業者ですと、そこに住むのはかなりリスクがあります。

 このご時世その業者がどうなるか、全く解りません。倒産寸前に産廃を受け入れるだけ受け入れて積み上げて、処理せず代金だけ持って夜逃げしちゃった事例も少なくありません。

 メーカーの工場であれば、地元住民との話し合いにも応じてくれるでしょうから、リスクは産廃業者ほどではありません。

 いずれにせよ。『そこが何であるのか調べる』「休日に見たのならもう一度平日にも見に行く』ことをお勧めいたします。

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