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2009年12月30日 (水)

三の酉がないのに大火事が

 昨日よーやく年賀状にとりかかろうと思ったら、1年以上使っていなかった複合プリンターがエラーしまくり。業を煮やして吉祥寺ヨドバシまで行って、新しいのを買ってきました。

 機能は同じでサイズと価格が半分以下になっていました。電源も積んでいるから邪魔なアダプターがないし、技術の進歩って何てすばらしいのでしょ。

 進歩といえば。

 コンセントも進歩して「延長コード内蔵式」とかがデザインされたようですEUROPA)。あくまでデザインだけね。記事の中にも書いてあるけど、コードを巻いたまま通電すると発熱することがあって危険だから。ヘタすりゃ壁の中で火事になっちゃうから多分実用にはならない。

 火事といえば。

 千葉のJFEでコークス炉から焼けたコークスがあふれ出して大火事になったそうです。(msn産経)最近のコークス路は無人で動いているから人的被害はなかったそうですが。

 蘇我の町でも「何か騒がしいし、工場の方が煙いねぇ」って程度だったでしょうか。第6コークス炉は海のほうだから、フクダ電子アリーナからも見えたかどうか。

 msnの記事では「高炉の蓋が外れてコークスが逆流」って書いてあるけど、高炉とコークス炉は全然別物です。

Dscn0034n

 これがコークス炉。赤い変てこな電気機関車の向こうに壁が見えていますが、あれ全部が炉です。後ろの貨車で燃え上がるコークスが載っているのですが、見えますでしょうか? (※この工場は現存していません)

06z03

 構造はこうなっています。上の写真で見えているのは「ドアフレーム」の列です。幅1〜2mの薄っぺたい炉が何十も並んでいるのですな。1列に石炭が何百トン入ったっけ?

 見にくいと思いますが、上部に「給炭孔」って小さな穴がありまして。そこから石炭をザラザラ入れます。

Dscf5124

 これがとっても珍しいコークス炉の上。写真の左右にわたってとっても幅の広い線路が見えますが、この幅いっぱいに「装炭車」って電車が走ります。奥のほうに見えているプレハブみたいなモノがそれです。あれがサイレン鳴らしながら自動でゴロゴロ動きます。傍で見ていると恐ろしいです。

 石炭を炉の中に入れるために給炭孔を開けますと、その隣の炉ではまだ石炭が蒸し焼きになっている真っ最中ですから、何千度℃って熱気が上がってきます。そこに石炭を落とし込むと瞬間的に石炭は灼熱して猛毒のガスが発生すします。

 写真右手に太いパイプが走っていますが、そんなガスはそこに吸い込まれて処理されます。炉の中から出てくるガスは燃料用に使われます。

 これが昔の都市ガスで、一酸化炭素たっぷりなものですから間違いなく逝けるワケです。

Dscn0056n

 左端のほう、ドアを外して整備中ですが。何百トンって燃える石炭の重量を支えているドアですから始終こうやって直し続けなくちゃいけません。熱で歪むと猛毒のガスと炎まで漏れ出して、それでさらにドアが歪む。そのうち限界が来てバカッと外れちゃうんだな。

 でも事故当日の空中からの映像じゃ、向こうの押し出し機側にコークスが出ていたように見えたな。

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