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2010年1月14日 (木)

汗はオトコの洪水だ

 「Yahoo!百科事典」に『ニオイについて』の特集が組まれております。しっかり臭気判定士のことも載っております。

 気になったのが『男の香水、つけ方徹底攻略』ってpopeyeの記事です。いかに男性用香水を使いこなすかの伝授なのですが、何か最初からひっかかるモノを感じてしまったり……。

 「今の気分や時代にマッチしたものが欲しければ、やはり最新のものがおすすめ。(記事より)」って……。

     いきなり主体性なし。

 「もちろん店の人にアドバイスをもらうのもよし。そうして最新のものを手に入れたなら……」それじゃ皆か皆同じ香水をつけることになりますが、『使いこなす』ってのはそーゆーことで良いのでしょうか。

 臭気判定士は悪臭が専門ですが、香りを使いこなすためにはまず『香りを選ぶ』ことができなければムリだって気がします。何度も失敗して買いなおすって方法もありますが、良い香水は安いものではありませんからできたら失敗したくはありません。

 「試せば試すほど、香りを嗅ぎ分ける鼻ができてくる」と記事の中でも香水の専門家が言っていますが、確かにそうです。でも、だからと言って店の売り場でもって次から次と瓶のフタ開けて嗅ぎまくってもダメです。嗅覚疲労起こしてワケわかめになるだけだし、お店に迷惑です。

 「店で香水を試しているうちに、どれも同じに思えてきて退散……なんてよくある話。(記事より)」となるのは、嗅ぎ方が正しくないからです。

Bin

 最近の量販店だと、客が多くてテスターだって減りが早いので、小瓶にワタを入れてそこに数滴垂らしたのを香りサンプルに出しています。あの嗅がせ方はいろいろな意味で正解。

 上の写真のように香水の瓶から嗅ぐと、エタノールと揮発性の高いトップノートばかり吸い込むことになります。そりゃ刺激が強すぎて、すぐ嗅覚がヘタれてしまいます。おまけに複雑な香りの複合体である香水本来の香りがわかりません。

 専門店や気が利いている店なら、細長く切った「におい紙」が置いてあります。そこに香水を一滴だけ付けて、振ってエタノールを飛ばしてから嗅ぐ。そーすると香水本来の香りがわかります。

Cap

 そんな上品なものは置いていなくて、しかも瓶に『テスター』なんてテプラが貼られている店では買わないほうが無難なような気がしますが。どうしても瓶で香りを確認する場合には、上の写真のようにフタの裏側を嗅ぐのがいい。

�@まずフタをしっかり閉めたまま瓶を逆さにして、新しい香水をフタの裏につけます。

�Aフタを開けたらいきなり嗅がないで、顔から離して数回振って空気にあてエタノールを飛ばす。

�Bそれからフタの裏を直接嗅ぐのじゃなくて、顔の前でフタを振って「ふと香る」状態を作って確認する。

�C他の香水と比べる時も続けて嗅いではダメ。2・3度深呼吸して鼻をリセットしてから。

�D一瞬鼻を通り過ぎて「あ、いいな…」と感じたものを選べば良い。「流行だから」って自分の好みでない香りをつけるのはストレスの元。

 香水は常に「む〜ん」と匂っているのは下品です。時々一瞬だけ香るってのが魅力なのではないかと思います。思いっきり嗅ぎたかったら相手の胸元に顔を埋める関係になればよろしい。

Vabena

 臭気判定士が使うオフ用フレグランス。ロクシタンのバーベナ。ベースノートまで非常に軽いところが良い。

これもアトマイザーで吹くのではなく、瓶の中に浸っているチューブを使って、うなじにちょこっと塗ります。他に使うモノは一切が無香料です。

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コメント

ははは、最新のものが良し、ですか。
じゃあ、私なんか、遺跡みたいなもんですわ、
20数年、ずっと同じ品を延々使い続けていますもん。
今では最新のものが揃っている店では置いてありません……。

ひろぽんさん
毎度どうもです♪
『最新のもの』って香水がクセモノで……。
あ、書くことできそうだから明日のネタにしよ。
どうも♪

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