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2010年1月 7日 (木)

パターンブルー! ネコです!

 にゃぢさんが『ツンデレ』をこじらせてしまったようです。

Tun

 外が暗くなると人にまとわりついて、リビングに誰もいなくなると「そっちでニャしてるのよ〜!にゃぢをかまいニャさ〜い!」と怒りに来ます。しかし日中はA.T.フィールドを展開して、撫でるどころか間合いにすら入らせてくれません。

 昼間私が家にいると、また病院に連れて行かれると思って警戒しているのかな? この間の嫌がり方ハンパじゃなかったからな。……もいかして毎朝5時に起こしに来るのはその報復か?

 昨日の『漂っている「におい」をどうするこうするじゃなくて、それを嫌でも嗅がなくちゃならない人間の嗅覚のほうを一時的に改変する』らしい花王さんの研究についての続き。

 ヒトの鼻腔内には、においをかぎ分けるセンサー(嗅覚レセプター)を持つ細胞が数百種ある。このレセプターに匂いの原因となる物質が結合して信号を脳に伝えている。(記事より)

 人間の体の中にある遺伝子、つまりホモ・サピエンスの設計と仕様に関するデータは全部で約3万5千種類でして、そのうちの3%が『におい受容体』です。上で言っている嗅覚レセプターってのがそれ。

 全部で910種類、理論的にはそれだけのニオイ種類を感知できる鼻の構造になっています。複数のレセプターが反応することで感知するニオイ物質もあるらしいので、組み合わせによってはもの凄い種類を感知できることになります。

 ところが。

 910種全部が働いているワケじゃないんだな。全体の4割弱しか稼動してなくて、残りの6割は回線が繋がっていないらしい。正確に言うと347種類です。

 どーしてそうなったかって言いますと。

 たとえば1個のニオイ物質が鼻から入ってきて、上手いこと適切な嗅覚レセプターにキャッチされたとしましょう。そうすると嗅覚レセプターは付随している『嗅細胞』ってのを2万9千個も使って「パターンオレンジ! こんなニオイが来てまっせ〜!」ってデータを作って脳に伝えるわけだ。

 でもニオイ物質は。一種類の物質がだだ一回レセプターに捕まるわけじゃなくて、他の物質と一緒に来たり密度を変えて繰り返しやって来たりします。

 同じニオイ物質があまりにも続いて来るようですと。アクセス数の増大に耐えかねて、レセプターが現場で判断するのか脳の方で無視するようになるのか、とにかくデータが認識できなくなってしまいます。そうすると人はニオイが判らなくなっちゃう。これが「鼻がバカになる」って現象。専門用語では『嗅覚疲労』と呼びます。

 で、さっき出てきた『嗅細胞』なのですが、人間が持っている嗅細胞の数は1千万個。たくさんあるようですけど、実はネコの嗅細胞は6〜7千万個。イヌに至っては2億個です。

 はい、もうお分かりですね。嗅覚レセプターがあっても嗅細胞の数が絶対的に足りないのですね。

 つまり、1千万個しかない嗅細胞に繋げることができるレセプターの数は347種が限界ってことです。

 さて。それでは何でそんなに嗅細胞が足りなくなってしまったのかといいますと……。おっと、もう時間のようですね。続きは明日にしましょうか。

 今日の朝日新聞の『探嗅�E』、昔は誰も気にとめなかったにおいが厭われる現状について書いています。こっちもまた取り上げたいな。

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