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2010年6月11日 (金)

推理王コナン

 においの事件簿的に非常に良いネタのニュースがありまして。

 『イラン人の溶接工が自宅でもって鼻炎薬から覚醒剤を密造して逮捕』って事件です(ZAKZAK)。昨日の朝日新聞には「市販の鼻炎薬に赤リンを混ぜて……」とかまで書かれております。いいのか? 作り方書いちゃって。

 で、これが何で『においの事件』になるのかと申しますと。

 覚醒剤の製造工程では凄い濃度のアンモニアが発生するからなんだな。ニオイでもって通報が行って、密造がバレちゃうこともあるそうです。

 これを報じていた昨夜のニュース番組で『製造に使用した器具の中には大量の風船があり、警察では用途について調べを行っています』と言っていたのが臭気判定士の耳に引っかかりました。そして映し出されたのはフラスコなどと共に、何本もの焼酎の3Lペットボトル。

 しかも、その密造を行っていたのは戸建て住宅のロフトっつーか屋根裏で、ちっちゃな窓しか付いていない場所。

 におい探偵、推理を始めます。

 『あんな場所で作業をやったら、バレる以前に作ってる人間が耐えられないはず……。おかしい……』チャラチャ〜ラ〜(コナン君のテーマ)

 そうか!分かったぞトリックが。

 「犯人は反応によって発生するアンモニアガスを風船に捕集した。長首のフラスコの先端に風船をはめこんで、少しずつだが拡散しないようにしてアンモニアを風船に集めたんだ」

 「わかった! そしてその風船を空に……」

 「だめだめ。アンモニアガスだけゃ風船は浮かばない。それに現場には水素もヘリウムも残されていなかったんだ」

 「え〜? それじゃどうやってガスを捨てたの?」

 「その答えが、この焼酎のペットボトルさ」

 「ペットボトルぅ〜!?」

 「アンモニアというガスは水に溶けやすい性質があるのさ。犯人は風船の中でアンモニアと水を混ぜて、アンモニアを全て水に溶かしてから何食わぬ顔で流しに捨てていたんだ」

 「でも……。どうやって風船に水を入れたんだい? 水を入れようとして風船の口を開けたら、ガスが吹きだしてきちゃうよ」

 「そこが犯人の頭の良いところさ。まず犯人はペットボトルに入った水を口に入れる」

 「はぁ?」

 「それから、息と一緒に風船の中に水を吹き込んだのさ」

 「え〜っ!?」

 「そして充分に風船が膨らんだら。水入り風船を振って、ガスと水をよく混ぜる。これでアンモニアは全て水の中。アンモニアガスが外に出るとしたってほんのちょっとさ。それくらい市販の消臭剤で消せる。そしてアンモニアが溶けた水は、別のペットボトルに移して蓋をしっかり閉めておけばいい」

 「俺、おっちゃんに知らせてくる!」

 「おっとそこまでだガキ共! 秘密を知られたのでは、帰すわけにはいかんな」

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