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2010年12月10日 (金)

宮益坂から道玄坂へ

 あれこれ問い合わせとか打ち合わせは多いのですが、なかなか仕事にならない。

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 出かけたら運動不足解消のためにひたすら歩きます。地下鉄の1区間ぐらいは歩くつもりでおります。交通費浮くしね。

 渋谷道玄坂のこの古店舗、まだ残っています。ちゃんと保存されるのかな? この辺の再開発は一段落しているから、買い手が付かなくて放置って状態じゃなさそう。不思議なことに落書きもない。

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 百軒店から入って妖しげな路地を通り、ホテル街の中に何かが見えます。またお稲荷さん探してるよ。

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 え〜。ホテルの看板が目だってしまいますが、“千代田稲荷神社”です。

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 こぢんまりしていますが、なかなか趣があります。境内は狭いのですが、不思議なことに狭いと感じないぞ。ビルの谷間にある神社なんか、お参りしていて息苦しいこともあるのですが、何でだ? ご神威か? だったら何となくわかるぞ。

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 ちゃんとお猫様も付いていらっしゃいます。よく手入れされていますが、地元の人かマニアでない限りそれほど知られていません。しかしこの神社の由来がちょっと興味深い。

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 御由緒によりますと、太田道灌が江戸城を築城した折りに工事の安全を祈願して伏見稲荷から勧請したのが始まりで。最初のご鎮座が場内のどこだったのかはっきりしませんが、家康公が入城した際に紅葉山に遷座させられたんだな。千代田稲荷と名が付く神社は他に3箇所あるそうですがワインと模型と神社の徒然)、こちらが由来がはっきりしていて一番流行っているらしい。

 その後お城の拡張工事で宮益坂のどっかに移って、最終的に道玄坂の現在地に遷座しました。……何かどんどん追いやられて来た雰囲気も漂いますが。

 江戸城紅葉山には『紅葉山東照宮』と徳川家二代〜六代までの霊廟があったそうですが、明治に新政府が全部ぶっ壊しました。残っていたら稲荷様もあおりを喰らって壊されたかも。現在は宮内庁紅葉山養蚕所がありますが、詳しい場所がわからない。と言ってわざわざ現地に……。行ってみるか。入れる範囲なのかな?

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 こちらは摂社の“中川稲荷”。この辺一帯は昔『中川伯爵邸』だったそうで、きっとその屋敷稲荷だったと思われます。

 で、江戸城を出されてから転々とした経緯以外にもっと面白いことがありまして。『千代田のお城からやってきた白狐』の神社に、つい先日お参りしているんだな。文京区小石川の“澤蔵司稲荷”さんです。

 江戸城築城工事で太田道灌が掘り起こした十一面観音像を拝んだために霊力を得て、伝通院で浄土宗の勉強をした白狐さん。奥義を学んだ後は、暁の雲に消えていったとも、近所の椋の木に宿ったとも、その後一年ほど近所の森で夜ごと仏法を論じていたとも言われておりますが、目的を果たしたのだからこっちに戻ってきてるんじゃないのか?

 それともレベルアップして天界に昇ったか。忙しい眷属だったようですが、だから神社も落ち着かなかったのかな?

 今度天ぷら蕎麦をお供えしに来るか。しかし最近神社参りの記事ばっかだな『稲荷の事件簿』ってタイトル変えるか……。

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