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2011年3月23日 (水)

石膏が危険って訳じゃありません

 調査報告書のメモ代わりにここに書いておく。何で石膏トラップから硫化水素が発生しちゃうのか。

 歯医者さんでは、歯形を取るために石膏を使っているんだな。その前にアルジネートってアルギン酸成分のピンク色した粘性のある物で『印象』を取ります。こいつも何か悪さしてるんじゃないかと睨んでいるのですが。

 ……ところでアルギン酸って『アルギンZ』のアルギニンと同じモノなのかな? あれの妙な味が好きだったのだが。まあいいや。アミノ酸の一種だってことが解ればいい。

 で、ピンク色のアルジネートで患者さんの歯から印象を取って、それに水溶き石膏を流し込んで『石膏模型』を作ります。石膏を練ったら5分以内に流さないとダメらしい。

 その練りとかに使った器材は、当然洗浄消毒しなくてはならないのですが。石膏カスをそのまま流しちゃうと排水管の中で沈殿して、最後には詰まったり石膏の重さで管が折れちゃったりする危険があります。だからシンクのすぐ下あたりで一度滞留させてそこで沈殿させちゃう。それが『石膏トラップ』

B290picb1

 ちなみにこんな形状です。(㈱東京技研

 さて。石膏が流れて溜まるだけなら、何も起こらないはず。普通の状態で石膏が腐るってのあまり聞きませんから。

 でも特殊な条件では石膏は実にヤバい腐食を起こします。2008年に松江のホテルで、地下のドライピットに余った石膏ボードを違法に捨てて置いたら、雨水が入ったのが原因でもの凄い硫化水素が発生して宿泊客が避難する騒ぎになったことがあります。

 でも、ただ単に水に濡れただけじゃそんな恐ろしいことにはなりません。 漏水で壁のボードに水が滲みてボロボロになったなんて事故はしょっちゅう起こりますからね。そのたんびに硫化水素が発生してたら恐ろしくて使えません。

 あれは酸欠状態で活動する菌の仕業なんだな。石膏は硫酸カルシウムで、「CaSO4・2H2O」って組成になっているらしい。この『CaSO4』って部分がヤバいんだな。

 ところで『クローズアップ現代ビデオ鑑賞』ってPDF記事に「密閉された中では水中にいる微生物が呼吸するために酸素がなくなっていく HO→H」とか書いてあるのだが、それじゃ水の電気分解じゃないか。水素爆発しちまうぞ。

 水の中に溶け込んでいる酸素が消耗されるだけで、水の分子から酸素原子が奪われるわけじゃない。この時点でもう記事の信頼性ゼロなんですけど……。

 NHKとはぜんぜん関係のない団体が書いた記事だからまあいいか。

 え~と……。時間がなくなってきちゃったので続きは明日……。

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