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2011年5月25日 (水)

住宅の固有臭(その⑦-観察と感知)

 床下の快適さと室内の快適さがどう関係するかは、住宅それぞれ構造によって違います。最近は床下空間を空調のチャンバーとして使用するタイプのものまであります。……まあそれがトラブって私の出番になった現場もありましたが。

Dscf1776  旧タイプで基礎に換気穴が開いていると、明かりがなくてもこんな程度です。しかし古いと当然ダンゴ虫やら御キブリやら、私の大嫌いなカマドウマが生息していたりします。

Yukasita3 新しい住宅ですとそんなのはほとんどいませんし、まあ下がほぼフラットで動きやすいのは良いのですが。

Yukasita5  明かりがないとこうなってしまいます。ホームインスペクターの調査では見えなくては仕事になりませんが、私はこの状態から調べます。

 床下空間の空気流を体で感じ取るのですな。線香焚いて煙を見るって方法もあるのですが、この狭い所で線香のニオイが出ちゃうと後が大変です。ちなみ私は「カモミールの香り」っての使ってます。これならあまり線香っぽくないから。

 ちなみに、『発煙管』って製品がありますが。あの煙はスズ化合物を含んで有害な上に吸い込むと激しくムセます。線香どころじゃない自爆行為になってしまいます。従って自前の感覚を総動員して感じ取るのが一番無難。

 総動員するためには余分な情報、つまり刺激をシャットアウトするのが一番良い訳で。従って視覚を遮断するのが一番効率が良い。

 およそ5分、静かに呼吸するだけに専念していますと。どっちからどっちへ空気が流れているかが解ります。風上方向へ匍匐前進して、1ブロック移動したらまたそこで観察。そーやってたどって行きます。まあそれなりに強いニオイが出ていればここまでしなくても辿れるのですが、どこから出てどう流れて室内に入ってきたか解明するにはこーやった方が良い。

 これを高さと言うか狭さ45センチ程度の暗黒空間でやっているのですから、あんま気持ち良いことではありません。しかし嗅ぐことに全神経を集中して、さらに支持金具やらコンパネから突き出ている釘の先端やらを避けながら動いているから、怖がっている余裕なんかありません。普通の室内の方が怖い思いをしたことが多い。

 神奈川県某所の結婚式場で、緊急に深夜の調査と消臭作業を行ないまして。空調を伝ってどこまでニオイが広まったか、全館くまなく歩き回っていた時。

 『メインホールの階段裏で{何か}に遇ってしまった』

 別に怪しい光とか変なモノとかは見えないんですけど、ゆるい風が壁のように面で体にぶつかってきたように感じて、瞬間的に体が竦んで全身鳥肌。それ以上奥に入ることができなくなりました。

 建物全部は新しいものだったので、何かがあった跡地に建ったのでしょうが。あの土地絶対何か良くないことがあったんだな。

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