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2011年8月 5日 (金)

屁もまた涼し香

 人間の体から出てくる物質は、まあ当然のことながらいろいろニオイを持っております。体内で微生物が働いて作り出す物質もありますし、自分で合成しちゃう物質もある。

 たまに飲んだり食べたりした成分がめぐり巡って汗や老廃物と一緒に出てくることもあります。コーヒー飲み過ぎた後とかね。

 以前に勤めていた会社で、ある女性社員が廊下を通った後の『残り香』が非常に気になって、別の女性社員にヘアケア製品とか、何を使っているのか聞いてみたことがあります。すると返ってきた答えは「香料が嫌いだから特別なものは何も使ってない」。

 ……どうやら私はフェロモンでも感知していたらしいです。そりゃ気になるはずだ。

 ってな具合で、人間のニオイはいろいろございまして。しかし排泄物臭ってのはどーにもなりません。平安時代のお姫様なんか、オマルに香木を入れて“やんごとなきニオイ”を誤魔化そうとしていたそうですが、いくら香木でもそれはムリだろ。でも現在とは食生活がまるっきり違うから可能だったのかも。

 で、シキボウが新開発した消臭繊維は。何とウ○コのニオイを『良い香り』に変えてしまうらしい(msn産経)。

 マヂっすか?

 『新繊維は、何十種類の香料をブレンドして作る香水が、あえて糞便臭のような不快に感じられる成分を少量含ませ、それらによって香りをマイルドにさせていることをヒントにした(記事より)』と言っておりますので、恐らく香水の『コク出し』に使われているスカトールやインドールを欠如させたブレンド香料をあらかじめマイクロカプセル添着させて、漏れ出してくるウ○コ臭が混ざることによってブレンドが完成するってことか?

 う~む。理屈はわかるが、スカトール以外の硫化物とかアンモニアはどーなるのだ? 吸水ポリマー層で吸着反応させちゃうのかな? 『オナラ消臭パンツ』ってのも実用化されているし、不可能じゃないな……。

 これは多分来年の『におい・かおり環境学会』でゲストの特別講演に呼ばれそうだな。あ、今年の学会は今月の22・23日、場所は千葉工業大学です。今年の特別講演は東京大学先端科学技術研究センターの『昆虫の嗅覚機能を利用した匂いセンサーおよび匂い源探査ロボット』です。確か蛾の嗅覚メカニズムを使ったやつだな。

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