建築工法

2011年10月 1日 (土)

残されしモノたち

 ばたばたやっていたら、もう10月じゃありませんか。武蔵境の杵築神社のお祭りが始まっております。

 ……しまった。谷保天満宮の例大祭行き損なってしまった。

 何かもう、忙しすぎていろいろとダメっぽくなってきております。10月のスケジュールもかなり埋まってしまったし……。

3 先日ハマってしまい、10分ほども眺めていた新宿の工事現場。

1  左右の壁をつっかえ棒しなくてはならないほど、ここの建物が抜けると強度ガタ落ちなのでしょうか?そして背後の壁に黒々と残った、恐らくは厨房換気扇の排気跡。

2  このつっかえ棒取ったら、やっぱ隣の壁はメリメリ傾いて来ちゃうのでしょうか。

4  この中に入ったら凄い圧迫感だろうな~。入ってみたいな~。

2010年12月24日 (金)

御留の祈り

 昨日は休日でしたが、現場に出向いておりました。

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 世田谷に住んでいた頃には週に何度も来ておりました下北沢。とある住宅のニオイ調査でしたが、その家の構造が複雑でちょっと難しかった。

 一階の和室で臭気が発生する案件でしたが、臭気の質からすると下水管からの空気逆流が疑われました。しかし、床下には下水関係のものは何もないともこと。

 何せ。

 地下に演劇の稽古場が付属しているから。

 稽古で声や足音が響くもので、床も壁も分厚いコンクリートで出来ておりました。それでも換気のダクトを通って音が外に漏れるものだから、給気口を閉めちゃった。

 大人数が稽古する部屋ですから大きな換気扇が2台も付いています。はい、当然もの凄い負圧が発生しました。どうもそこから全てがおかしくなったらしい。原因は和室じゃなくてこっちだな。稽古休みの日にもう一度調べましょう。その前に発声練習か? 臭気判定士、暮れのギリギリまで仕事です。

 それで。先日の上野のお山からの続き。

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 雨が降りだしそうだけど根津へ向かいます。こんなビルに事務所を構えてみたいです。ちょっと周囲がアレなお店ばかりなので難がありますけど。

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 根津神社。國學院大學のフォーラムに参加して以来、神社の見方がやや変わりました。

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 たとえばこの引き上げてある『蔀戸(しとみ戸)』。これは寝殿造りの名残だそうです。ず〜っと昔は神社建築に決まりなんかなかったのですが、6世紀後半に仕様が決まっている寺院建築が輸入されて来ると、こうもてんでバラバラな社殿じゃ見劣りがするってんで、高貴なお方の住まいである宮殿形式を復元して『神社本殿仕様』ってのを作ったんだな。

 だから基本的に神社本殿ってのは『住居』なんだな。神様が住んでいらっしゃるから当然ではあるのだけど。

 で、古代から日本の住居ってのは、建物を正面から見た場合に横から出入りする構造になっている。これは家屋の埴輪なんか見るとよく解るらしい。横から入って奥が家長のいる上座になっている。

 これを考えると、出雲大社で大国主大神が正面を向かず西を向いているのは、別に伊勢に背を向けているのではなくて『昔から建物の使い方がそうだから』ってことになります。

 さらに。大国主大神が横向きに祀られている御神座の間には 板の仕切りがあって仕切られています。 

 これは『大国主から見れば 子孫でもないものに祀られる謂れはないし アメノホヒの子孫から見れば 自分たちの祖先でもないものを祀る謂れはないから』と解釈されているらしいのですが。神社建築学的に見ると『流造など他の形式の本殿なら外の拝所で拝むが、大社造りの本殿は最初から中に人間が入る仕様になっているので、神様だけの場所と人間が入っても良い場所を厳密に分けてある』だけのことです。何しろ大社造りってでかいから。

 うん。神社巡りがちゃんと住宅や建築に関係する話しになってきているぞ。

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 で、摂社の『乙女稲荷』。お稲荷さんの場合、ご神体が自然神の場合もありますので神社建築の標準仕様があてはまりません。まあ、拝殿だけあって本殿がない神社もあるし。垣だけが存在してその中には何もない不思議すぎる神社も存在します。

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 こちらもご神体はなくて穴があるだけです。でも穴稲荷のような古墳の石室ではなさそうです。そして何で「乙女」なのかも解らない。

 一説によればこの穴が『女性のアレに似ているから』だそうですが、ならもうちょっと違った崇められ方をしそうな気がします。本当は限られた人だけが参拝を許される『御留稲荷』だったんじゃないかな? 元はここ徳川綱重さん家で、そこの屋敷稲荷だった『駒込稲荷』もあるし……。

2010年10月12日 (火)

ちゃちゃっと一軒

 先日、買い物の途中で見た工事風景。

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 ずいぶんでかい低床トラックが細い道に入って行きます。絶対に曲がれませんが良いのでしょうか?

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 あ〜。ほら言わんこっちゃない。工事中で行き止まりだ。と、トラックが積んできた箱と同じようなモノを吊っていますが。あれはもしかして住宅のパーツ?

 話しには聞いていたけど、本当にパーツを積んでいくところは初めて見たぞ。

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 こんな具合に積み木状態で作られていくのだから、基礎ができちゃえば早いよな〜。

2009年9月 3日 (木)

熱橋の空間

 先日、某所から「こっそりおならの探知ってできますか?」って問い合わせがありました。ニオイセンサーを上手く使えばできないことはないと思いますが、測る条件が変わると観測された反応をどう評価するか難しくなります。まあ不可能ではない。

 と思っていたら。コーネル大学の学生さんが『オナラモニター』ってのを開発したそうです(らばQ)。これがまた凝った機械で「おならの三大要素である、音、におい、温度について計測し、算出する」そうです。

 何で『温度』かって言いますと、「高温なおならほど周辺への拡散が速い」かららしい。拡散速度=排出速度じゃなかったんだな。

で。温度つながり。

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 戸建て住宅の小屋裏に入っております。外は薄曇りですが熱ちいですsweat01

 メーカーの能書きでは『全ての部位で高い断熱性能を有し…』と謳っておりますが、ここ50℃近くあるぞ。

 今回の案件、昆寛さんの記事とまるっきり同じ話です。トラックバックも打ちました。

 こちらでは結露は発生していないようですが、1階でのニオイトラブルです。ニオイをたどったら小屋裏に行き着いた次第です。

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 しかし、こんなグラスウール敷いただけの断熱でホントに大丈夫なんだろな。持ち主の方、2階の部屋じゃ暑くて眠れないって言ってますけど。

 おまけに気になるのはこの鉄骨です。熱くて触っていられないここの鉄骨、当然1階2階の鉄骨にも繋がっているワケですが。この部分の断熱どうなってるの?

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 棟換気のスキマが見えますが、非常に心細いです。絶対空気抜けてないだろ。

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 妻面換気口がありますが、どーゆーワケが全然通気していません。この熱で防火ダンパー落ちちゃったとか。熱がこもるはずです。

 何とかしたいところですが、臭気判定士ではこの仕掛けが判りませんので手が出せません。

 こちらの住宅、9年前の築なのですが。24時間換気の義務化前に同様のシステムが組み込まれています。でもあくまでオプション扱いであったために、ここのお宅には付いておりません。

 機械式強制換気を標準としていたので、自然換気だと換気量不足になるのではないかって気が、非常〜にいたします。

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 1階の畳下が凄くカビくさいってところまで、昆さんの現場と一緒です。これはもう住宅の構造の問題になってしまっています。ホームインスペクターの勉強を急がないと現場に追いつかないぞ。

 昆さん、どうか見解をお願いいたします!

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